先行するもの

2016-07-12 06:43

先行者利益という言葉を時々聞く。市場に投入するスピードが重要だとも。

必要以上にゆっくりやるのはもちろんまちがっている。しかし本当に「スピード、スピード、スピード」なんだろうか?(私は楽天の社員ではないのでこう言えるわけだが)

ワロタw「夜三時に眠れずポケモンGOしに外出した40代白人男性、怪しい感じの20代ぽい黒人男性2人に声かけられる、ポケモンやってた!仲良くなる。ドラッグ売買してるのかと警察登場。警察に説明、警察ポケモンDL。みんなでポケモンわーい」

引用元:miyukimaruyamaさんのツイート

米国で公開されたPokemon Goが大人気とのこと。もちろん一過性ブームである可能性はある。

しかし

任天堂は、GREEやDeNAのようにゴミゲームを日本だけに存在する小金持ちにばらまくやり方で稼ぐ方法を絶対に取らず「これならば」というゲームをスマートフォンに出してきた。こういうやり方も正しいと思うのだ。とにかくどんな分野にもゴミを撒き散らすのが正しい、というスピード一辺倒のやり方は間違っている。

若い人は知らないからもしれないが、Appleはスマートフォンを出した最初のメーカーではない。むしろ後発だった。しかしiPhoneが出た途端に「スマートフォンの定義」が変わったのだ。スピードと同じくらい重要なのは「誰もがほしがるいいものを作る」こと。

ではいつも「誰もが欲しいと思うすばらしいもの」を作ることが正しいのか?それほど世の中は単純ではない。もしそうならばiPhoneが出る前にAppleはDOSを駆逐していたはず。AppleはMicrosoftとのPCでのOS競争に負けたのだ。技術的な優位がありながら。

ヒット商品を生むやり方は一通りではない。何かが唯一最善の道であるかのように語られているときは、それの裏をかくチャンスとみるべきだ。