自分で製品を作る大変さ

2016-12-26 06:38

こんな製品が発表されたようだ。

■Gateboxとは
Gateboxは、好きなキャラクターと一緒に暮らせる世界初のバーチャルホームロボットです。最新のプロジェクション技術とセンシング技術を組み合わせることで、キャラクターをボックス内に呼び出してコミュニケーションをとることができます。朝になると主人を起こし、夜に主人が帰宅すると優しく出迎えるといった、一緒に暮らしているからこそのリアルなコミュニケーションを楽しめるだけでなく、インターネットや家電等との通信により、天気情報を伝えてくれたりテレビをつけてくれたりといった、日常生活のサポートをしてくれます。

引用元:バーチャルホームロボット「Gatebox」、予約販売5日で200台突破!(株式会社ウィンクル プレスリリース)

まだ誰も触ったことがない製品に30万円弱投じる人間が200人いるというのは正直驚きだ。300台売れれば9000万円の売り上げ。立派な商売である。

こういう製品を思いつくのは誰でもできるが、実行に移すのは大変だ。その点は確かに驚嘆に値する。しかし文句ばかりいって手を動かさない研究者としての私はその構想のあまりの陳腐さにゲンナリする。

そりゃ確かに売ろうとすれば、萌え萌え美少女を出してオタクの小金を搾り取るしかないのは理解できる。しかしこれが

だからウィンクルは、クレイジーなものを作ることでクレイジーな人たちを応援する、
世界一クレイジーな会社を目指します。

引用元:ABOUT - 株式会社ウィンクル

こう言われるとなあ。真面目な日本人の限界ということなのかもしれない。

この商品が成功して、次こそ、いやいつかはきっと「おっと、こんなクレイジーな製品がでてきたか」と驚かせてもらえることを期待しよう。とはいえ仮に私が独身だったとしてもこの製品に30万払う気はしない。そんな金があれば自分で作る。顔があるようで、ないような、、観ている人間の想像力を無駄に引き出すような顔を。