部品メーカー&工作機械メーカー

2017-02-23 06:34

理由については深く考察しなければならないが、どうもそういうことのようだ。日本企業は「部品メーカー」「工作機械メーカー」としては極めて優秀。しかしコンシューマーに対する製品を作ることができない。なんでこんなことを言い出したか。

現時点で東芝は新会社株式の3分の1超を保有し、8000億円規模の資金を調達する一方で経営の主導権を確保したい考え。売却する株式も複数社に割り当て、各社の経営への関与を抑えたい意向だ。取引銀行にはメモリー新会社株の完全売却を求める声もあり、両者の協議は難航するとみられる。

引用元:東芝半導体、アップルが出資に関心 (ニュースイッチ) - Yahoo!ニュース

嘘つきが企業文化の東芝の行く末に関してはいろいろな観測がでている。思うに東芝内部でも何が起こっているか誰もわかっていないのだと思う。此の期に及んで「1/3を保有し、残りは分割し」とか寝ぼけたことを言っている人もいれば多分「全部売っぱらってとにかく金を調達しなくては」と言っている人もいるんだろう。

AppleがNandビジネスを買収するのは理にかなっている。というか多分Appleが直接買収するんじゃなくて、Foxconnが買収するのだと思う。三菱自動車も時期がもう少し早ければAppleが買収したかもしれないが、どうも彼らはその野望を捨てたようだし。

日本人は「与えられた役割」の中では極めて優秀だが自分から役割を作り出すことができない、とも聞いたことがある。これが正しければ、どこで成功してどこで失敗しているかの説明ともうまく合致する。

そういう性質があるから、大震災が起こっても略奪とか暴動があまりおきないので、これは地震が多い国にはいいことなのかもしれない。とか人のことを言っている場合ではない。自分が一番その必要性に直面しているのに呑気にひと事を語っている場合ではない。