うまくいかないことはもっとやれ

2017-03-14 06:48

この会社にはいつも驚かされる。

ディー・エヌ・エー(DeNA)は3月13日、キュレーションメディア問題をめぐり、関係者の処分を発表した。キュレーション事業を統括していた執行役員で子会社「iemo」の代表取締役村田マリ氏は、各役職を辞任する意向を示しているという。

 南場智子会長が代表取締役に復帰する人事も発表した。

引用元:DeNA、キュレーション問題で関係者処分 「iemo」村田マリ氏・「MERY」中川綾太郎氏辞任 - ITmedia NEWS

村田の懲戒はいいとして、南場が「代表取締役」に復帰。あたかも「南場は何も知らなかった。彼女が復権することがDeNA復活にかかせない」というお涙ちょうだいストーリーを描こうとしているかのよう。

何度も主張して来たことだが、南場こそがDeNAであり、あの会社がやっていることは南場そのものなのだ。だからこれは法則として名前がつくほど一般化されたパターンに他ならない。

悪い管理の第一法則
何かがうまくいかないときは、もっとそれを続けよ。

引用元:ジェラルド・ワインバーグ - Wikipedia

ここで南場と社長の首をきり、社内でまだ良識を持っていた人間を昇格されるくらいだったらDeNAに期待が持てたのにねえ。

日本のITベンチャーのトップが優秀な人材を雇って編み出した最大のイノベーションが、既存の記事をリライトプログラムと1記事1000円とかの底辺ライターたちをクラウドソーシングで掻き集めて、Googleを騙せる程度に書き直して超低コストで記事を大量生産することだった、というのは最高。

引用元:Kazuki Fujisawaさんのツイート

いや、こうやってDeNAが醜態をさらし続けてくれることは、悪いことばかりではない。「メガベンチャー」だのいう存在がどういうものか知らしめる効果がある。まず自分の姿をちゃんと見つめよう。そこから始めなくてはならない。報告書のP260にこんな記述がある。

「DeNAはキュレーション事業において一体何をやろうとしていたのか。当委員会はずっと問いかけているにもかかわらず、一向に答えが見えない」

つまり彼らは「金がもうかればなんでもよかった」のであり、慎重な検討や社会的責任は「永久ベンチャー」の一言でおしまいにし、スピードをもってゴミを量産し金を稼いでいたのだ。

第三者委員会もそうはっきりかきなさいよ。この会社は金儲けのことしか頭にない、と。というか最近「第3者委員会」が大流行りだけど、この報告書はどこまで本当のことを語っているんだろうね。