ユーザを調査するのだ

2018-04-09 07:20

「ユーザ調査」と聞くと私は反射的に皮肉な笑みを浮かべる。私見では、一番ひどいのがアンケート(問いかける項目にもよるが)次がグループインタビュー。つまりユーザに「聞く」のは間違っており、「観察」しなければならない。

さて、

今の円筒型Mac Proに私が驚嘆したものだいぶ昔の話になった。それからMac Proはアップデートされず、出るとしても2019年とのこと。Appleはこの製品については、従来の慣例を打ち破り極めて前向きに情報を出してくる。

Appleは「Pro Workflow」と呼ぶPro製品専門チームを作り、ベンチマークや自動化されたテストフローでは見つけられない問題を見つけ出し、アーキテクチャチームが、パフォーマンス性能のボトルネックを把握する努力をしつつ、単純にハードウェアの性能を上げるだけでは改善せず、問題は、macOSなのか、ドライバーなのか、アプリケーションなのかを調べ、適切な改善を行うよう努力しているそうです。

引用元:TechCrunch:Apple、次期Mac Proの発売は2019年になる事を明らかに | NEWS | Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)

これだけ聞くと「ふーん」と思う。しかしこの記事の一番大事な部分は原文のほうにある。

So Apple decided to go a step further and just begin hiring these creatives directly into Apple.

引用元:Apple’s 2019 Mac Pro will be shaped by workflows | TechCrunch

Mac Proとはその名の通りProが使うMac。困ったことにMacを使うProの仕事は多岐に渡っている。映像編集、動画作成、3Dレンダリング、音楽作成、多分私が思いつかない他の用途もある。

どうしたらそうしたProに受け入れられる製品を作ることができるか?Appleの答えは「Proを実際に雇う」というものだった。本当の仕事をするProに仕事をしてもらい、Mac Proのエンジニア、デザイナと議論してもらう。これこそ「ユーザ観察」をする究極の方法。インタビューとか訪問ではなく、実際に雇ってしまう、というのは初めて聞いた。

でもって

雇われたPro達は何を作っているんだろうなとふと考える。製品の説明ビデオとかだろうか。そんなことを考えるとともに、Mac Proはどんな製品になるのだろう、という予想も楽しい。先代の巨大な筐体が復活することはないだろう。今や外付けの箱にもGPUを置くことができるのだ。じゃあどんな形か。来年まで健康でいると、この正解を知ることができる、という楽しみができた。