ほんたうに民主主義はいいものかしら

2018-08-24 07:05

第2次大戦が終わってからというもの「民主主義=善」となんとなく考えている。我々が享受している経済的繁栄は、民主主義の結果だとなんの根拠もなく考えている。

であれば、

共産党しか存在せず、インターネットが政府の検閲下にある中国が繁栄するわけがない。そうでなければ理屈がなりたたない。

しかし

そうはなっていない。今とある理由で「先進技術応用例」を集めている。実際の社会で実装される先端技術の例をみていくと、中国のものだらけである。

より良いアルゴリズムを作るのにおいて最も大切なものは偏りがない全量データだ。ただし、個人のプライバシーや企業秘密が神聖な権利となっている社会では、私人や私企業の全情報を総動員してアルゴリズムをつくることは難しい。

だけど、中国ならそれができる。例えば中国企業によるアルゴリズム融資の精度は非常に高いのだけど、これは個人情報保護を完全無視しているからこそ達成できることだ。

引用元:民主主義と自由権はそろそろ終わるかもしれない|Taejun|note

モリカケだなんだと大声で騒いている人間は、「そもそも自分たちが信じている正義は本物なのか」と自問するべきだと思う。役人が、総理大臣の意向を忖度し、規則をまげることはけしからん。なるほど。

じゃあなぜ(たぶんそんな事例が山ほどある)中国はあんなにうまくやっているんだ?この問いに真正面から答えようとした例を、引用文の他に知らない。(いや、たぶんいっぱいあるんだろうけど)

「民意」は尊重しなければならない。そう教えられて来たし、多分それはある程度正しい。王様が気ままに戦争をしかけた時代に戻っては困る。

しかし「現在の民意の反映の仕方」が正しいのかどうか、はつねに見直すべき。何度も言われていることだが、会社を民主主義で経営すると絶対にうまくいかない。これはなぜだ?じゃあどういう場合にうまくいってどういう場合にうまくいかないのか?実事求是じゃないけど、そう考えれば「民主主義無条件に万歳」とはならんのではなかろうか。