管理職になること

2018-11-16 07:03

課長とか部長とか、「長」がつく役職になることだ。遠い昔就職活動中に「どれくらいの役職になりたいと思いますか」ととわれ「部長」と答えた。その答えは「次長くらいになりたいけど、そうおもってるとなれないから少し上を」とか答えた。まったく昔の若者はろくなもんじゃない。

それは夢と終わることになるのだが、今にして思えば部長なんてなったら大変だ。

実はこのドキュメンタリーの中で個人的には最大の驚きだったのが、悪役とも言える報道部長の存在だ。この人、どこかで見たことがあるな、と思っていたら、ハタと気付いた。この報道部長は、東海テレビのドキュメンタリー映画の傑作「平成ジレンマ」や「死刑弁護人」を監督した斎藤潤一氏なのだ。つまり、表で報じられるニュースに疑問を持ち、別の角度から捉えていく東海テレビ映画のお家芸とも呼べる手法を、阿武野プロデューサーとともに作った立役者だ。

 そういうキャリアの持ち主が、報道部長となり(つまり会社で出世し)、「視聴率を獲れ」とか「上からやれと言われたらサラリーマンなんだから従わないといけない」とか、事実上クビの派遣社員に「卒業」などと言ってしまうような、典型的なメディア企業の管理職として生きている。

引用元:(3ページ目)業界騒然! 東海地方限定番組「さよならテレビ」は何がすごいのか? | 文春オンライン

まあこういうのは会社にもよるんだろうけどね。この報道部長はどこで割り切ったんだろうね。

前に勤めた会社で、会社がかかげる意味のないスローガンを真顔で言う人間にあった。よくこんなことができるなあと感心した。そういうスローガンを心から信じられる人は幸せだと思う。こういう話題を書くと、文化大革命の時の周恩来とかトウショウヘイとかをふと思い出す。特に周恩来か。