電子レンジの不思議

2018-11-27 06:48

家電を使っていると、それを作り上げるために費やされたエンジニアとデザイナーの労力を思うことが多い。ものすごくがんばって作っただろうに誰も使わない機能がたくさんある。彼らと彼女たちの血と汗と涙はなんだったのだろうか。

電子レンジには便利な機能がたくさんたくさんついているらしい。しかし結局「解凍とあたための切り替え」「時間設定」しか使わない。実家にある電子レンジはより高級なのでどうやったら時間を設定できるかわからない。そのため私は常に「牛乳」ボタンを押す。いろいろ問題はあるが、これを押すとなんとなく暖かくなるのだ。

このインタフェースの改善というのは実に興味深い問題ではないかと思う。ユーザに聞けばいろいろな要望をいうだろうが、結局「フタを閉めてチン」以外のことはしたくないのだ。AmazonがAlexaとの連携を試みたことは前にも述べた。

妻とその友人に、この電子レンジのよい点と悪い点について話した。ネット接続機能のないボタンを押すタイプの電子レンジと比較しながらだ。アマゾンの電子レンジのことを好きになりたかったが、同社のこの製品への投資は十分ではなかったようだ。

「ポップコーンボタンをただ押すより、ずっと複雑ね」と、妻は言った。「本当に残念!」と、その友人も同調した。

引用元:アマゾンのAlexa対応電子レンジは、まだ完成度が“生煮え”だった:製品レヴュー|WIRED.jp

おそらくこれは長い失敗リストの一つにすぎない。ではどうするといいんだろうね?