代を継いで

2018-12-04 06:57

強力なリーダーがもてはやされることがある。問題はそれがいつまで続くかだ。よくしたもので、人は必ず老いて死ぬ。老いても気力だけは盛んな人がいるが、中曽根元首相とか見ると

「麒麟も老いては」

という言葉が頭に浮かぶ。最近何かとお騒がせのゴーン容疑者もNo2を育成しなかった人のようだ。

カリスマ型リーダーが君臨する企業に投資するとき、注意を払うべき要素の1つは、そのリーダーがスポットライトを部下に譲り、次世代のリーダーを育てることにどれだけ熱心かという点だ。この要素の重要性は、しばしば過小評価されている。

もしリーダーが後継者の育成を嫌がるようなら、その企業への投資は裏目に出る危険がある。そしてある日、その経営者が逮捕されたというニュースが飛び込んでくるかもしれない。

引用元:強烈な被害者意識と自尊心 ゴーンが見せていた危うい兆候 | サム・ポトリッキオ | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

Steve Jobsが独裁的なリーダーだったと信じる人は多い。確かにそうした要素もあるだろうが、彼はちゃんとTim Cookに道を譲った。Bill Gatesも次はバルマーだったが、その後もちゃんと続いている。

これは見事なことだと今にして思う。Googleは大丈夫と思うが、FacebookとAmazonはどうなるのだろうね。AmazonはともかくFacebookの「その後」を見ることができるだろうか。