映画について書くこと

2019-01-04 07:08

ふと気がつけば、人間は自分の心をゆさぶってもらうために金を払い、時間を投資する。これは驚くべきことだ。

というわけで映画である。年末年始にはいろいろな人が「今年の映画ベスト10」とかを発表する。大抵の場合「なんだこれは」と思う。その中で一番私の趣味に近かったのが

「2018年の映画ベスト100(twitter投票を集計しました)」

である。

ということは私は「平均的な趣味」をしているということかも知れん。

ネット上には映画評が星の数ほど存在しているが、読む価値があるものはそう多くない。人が読む価値がある評論というものはどういうものかについてはいろいろな議論が存在しているはずだがよくは知らん。自分と趣味を同じくしない人にも、その感情が伝わるものを書くべきだと思ってはいる。

最近学校でどういう「作文のしかた」を教えているかは知らん。その昔よく言われた(ような記憶があるが、定かではない)「感じたことをそのまま表現しなさい」というのは間違っている。自分の感情を表すのはいいが、文章にする以上は読み手にそれが伝わらなくてはならない。となると「相手の立場を想像する」というなかなかの力が必要とされる。

この「相手の立場から自分の行動を見る」というのはとても大事なことのように思うのだが、あまり明示的に教育を受けた記憶がない。なぜなんだろうね。