町医者の恐怖

2019-03-12 07:18

インターネットが当たり前になり人工知能がシンギュラリティな「時代」になっても残り続ける問題というのは(ほとんど変わらないくらい)ある。

先日娘がインフルエンザになった。インフルエンザ薬を処方してくれたのはいいのだが、しこたま抗生物質を処方された。文句をいうだけの知識はないからおとなしく金を払ったがどこか納得できない気持ちは残った。

そして昨日「町医者の恐怖」について語った文章を二つ読んだ。

今回3件の医療機関にお世話になったわけですけど、前2件での結果が「誤診」というような内容だったかどうかまでは、素人の私にはなんとも言えません。確実に言えるのは、最後に受診したかかりつけ医の診察内容が、わたしにとっては一番納得できて満足できるものであったということだけです。

ニュースを眺めていると、十分に検証されたはずの標準医療ではなく、怪しげな代替医療に手を出し、心身ともにボロボロになる人の事例には事欠きません。そういう人をみて「アホやなあ」と思うのは個人の自由ですけど、その背景には医者や医療に対する根本的な不信感みたいなものは、少なからずあるんだろうなあと思うんですね。

更にその裏には、世の中の「町医者」と呼ばれる人たちが、3分どころか30秒くらいのいい加減な診療をしてきた結果でもあるんじゃねえの?と、思わんでもないわけですよ。そもそもあの人達って、「標準医療」が求めている水準のサービスをちゃんと提供出来てるんでしょうか...

引用元:怪しげな代替医療に手を出す人が絶えないのは標準医療がまともに出来ない町医者のせいだったりするんじゃないの? - ゆとりずむ

もう一つは漫画で「ここ」大腸の潰瘍にもかかわらず、あやまった処置をほどこされ大変なことになりかけた漫画家の物語である。「転院」がきまったとき感極まって泣く著者の母親の気持ちは私にも痛いほど伝わってくる。

私が今関わっている不動産業にもにたような構図がある。すなわち売り手と買い手の間に圧倒的な知識の格差がある、というものだ。おまけに医師にはなぜか「先生」という言葉がついているのがよろしくない。日本人は「先生」の前ではおとなしくするようにしつけられているのだ。

じゃあどうするか?持つべきものは医者と弁護士の友達というではないか。結局のところ信頼できる人の評価に頼るしかない、ということなんだろうかね。

どうでもいいマッチングアプリやサービスの企画している人たち。「まともな医者の評価サイト」について考えてみないかい?(他力本願)