ラーメン革命

2019-03-14 06:59

発明品はいろいろな形で人類に影響を与える。時として思わぬところで。インターネットを発明した人は、まさかそれを使うため井戸から水を汲み上げるための機械を分解し、太陽光パネルを携帯の充電のために使う人がでてくる、とは思わなかっただろうな。

というわけでインスタントラーメンである。先日こんな記事を読んだ。

刑務所クッキングの登場だ。服役囚たちは手に入る食材をなんでも使って、自分で料理するわけだ。よく使われるのがインスタント・ラーメン。ビニール袋やボウルに、即席めんと調味料のほか、手当たり次第の具材を入れて混ぜ合わせる。
「刑務所ラーメン――檻の向こうのレシピやエピソード」という本を共著したアルバレズさんは、刑務所のラーメン人気について「安くて手軽だから」と話す。「思いつくままに何を足してもおいしくできるので」。

引用元:米刑務所ではラーメンをどうやって食べる 美味追及の創意工夫 - BBCニュース

この文を読んでいて、Detroit暮らしを思い出した。スーパーにインスタントラーメンがひとつ$1で売られていた。作るの簡単、ネギを大量につっこめば野菜も取れる、というわけで随分お世話になった。

Youtubeの人気ビデオを見ていると、インスタントラーメンを使ったものが上位に来ることがある(米国でのランキングだが)ステーキをつっこんだりいろいろしている。そうかもっと創意工夫の余地があったのだな。

インスタントラーメンを発明した蘭童矢口もまさか米国の刑務所でそれが食されるようになるとは思わなかったに違いない。