プロセスはゴミだ

2019-11-20 07:30

ハッカソンとかアイディアソンとかワークショップが大嫌いである。いや、仕事の上で必要だということはわかる。しかし私はそれらを心底嫌っている。

最後のワークショップだけは「新しいものを生み出す場」ではなく「合意を得る場」として意味がある。しかしハッカソンとかアイディアソンとかで何かが生まれたことがあるのだろうか?こう言っているのは私だけではない。

・企業や政府機関は、イノベーションを促進するうえで有効だと言われている活動を、好んで採用する場合が多い。ハッカソン、デザイン思考講座、イノベーション・ワークショップなどである。これが「イノベーション劇場」を生む。

 この類いの活動は、たしかに組織文化を築くうえでは有効かもしれない。しかし、それにより現実の武力紛争に勝てるわけではないし、市場で販売できる新製品が生まれることもほとんどない。

引用元:「イノベーション劇場」の落とし穴を回避せよ マネジメントプロセスが弱みに変わる時 | HBR.org翻訳マネジメント記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

いい加減現実に目を向けるべきだと思うのだ。そんなことをして満足できるのは「何かやった」という気持ちだけ。結局何も生まれることはない。

なぜこんな単純な事実に誰も注目しないのか理解に苦しむ。それでなくても例えば「密造酒」からすばらし製品が生まれた例はいくつも記録されているというのに、なぜかそうした方式はもてはやされない。強いて言えば20%ルールくらいか。

つまるところ

ハッカソンとかアイディアソンとかいうのは「金は持ってます。歴史ももってます。何をしたらいいかわかりません」という大企業から金を搾り取るための詐欺の手法ではなかろうか。