「直感」に従うこと

2019-12-10 07:35

先日アイディア出し会に参加した。そこで子供を持つ母親たちが「最近近所で不審者がたくさんでて。今は子供だけでは外出できない時代なのよ!」と力説していた。

そうした恐ろしいことは事実である。問題はじゃああなたや私が子供だった時代はそんなに平和だったのか、ということだ。こうした問題は定量評価が難しい。しかし私が子供の頃は「子供の身代金目当ての誘拐」が起こっていた。ここしばらくは聞かない。おそらく犯罪の件数は減っているのだが、それを通報する手段が発達したのではなかろうか。

その結果は「今は昔より治安が悪化している」という固い信念である。これには何を言っても無駄だ。例えばこの人。

再犯宣言とか怖すぎて。
模範囚なら…以下略、
みんな体鍛えて空手や護身術を身につけるべき世の中になってゆくのかな

引用元:羽生 理恵🐰🐰さんはTwitterを使っています

新幹線で恐ろしい犯罪を起こした人間が再犯を宣言している。それは確かに恐ろしいことだ。しかし彼が次に人を殺すにしても20年以上先である。(多分)それは確かに恐ろしく危険だ。

しかし私が理解できないのはこの人は平気で車を運転していること。自動車事故では毎年4000人弱の人が死んでいる。そうした行為に加担することは平気だが、一人の再犯宣言に対しては「体を鍛えて護身術を身につけよう」と主張する。この思考回路がどうにも私にはわからない。

わからなくても、これが現実だ、ということくらいは知っている。そしtその中で生きていくしかない。