終身雇用は崩壊した

2019-12-04 07:31

「終身雇用は崩壊した」などと訳知り顔で語るのは簡単だが、世の中はそう均一ではない。

主な上場企業の希望退職募集2019(調子がいいうちではない上場企業も含む)
・エーザイ 
45歳以上 100名(→応募300名)

・LIXILグループ 
50歳以上 人数定めず

・キリンホールディングス 
45歳以上(管理職) 人数定めず

・アルペン
45歳以上64歳未満 300名(→応募355名)

・光村印刷(子会社の新村印刷)
44歳以上 30名(→応募33名)

(以下省略)

引用元:上場企業各社、続々と「調子がいいうちに希望退職募集」 : 市況かぶ全力2階建

となると追い出し部屋を作って首にするか、「希望退職制度」を作るしかないわけだ。私が昔勤めていた三菱重工のエアコン部門でも一時追い出し部屋があったと聞く。長机をあてがわれ「自分で仕事を探せ」といわれるんだったかな。

希望退職を募ると真っ先に辞めるのは「やめて欲しくない人」だと聞いたこともある。そうだろうなと思う。いまだに「終身雇用絶対大丈夫」という会社はいくつもあり、そこの人と話していると「ああ、この人たち何も考えていないな」と驚かされることになる。そういう人が希望退職に手をあげるわけもないよね。

自分が「追い出し部屋」に入れられたことは今のところないし、今はいつそうなっても文句が言えない年だ。さて、今後数年間で何が起こるんだろうね。