メロディ

2020-01-20 07:29

いきなり引用

誰かに聞いてほしい「メロディ」を持ってる学生には、どう歌ったら伝わるか、どう構成を工夫するか、編曲でどう伝えるか… いろんな助言ができる。だがメロディを持たない学生には、かける言葉がないのだ

引用元:ヲノサトルさんはTwitterを使っています

「聞いてほしいメロディ」これは音楽だけではなく、文学であったり、絵画であったり、あるいは仕事の中にも存在しうる。

「私はこういうものがあるべきだと信じています。」

これが「聞いてほしいメロディ」というものだ。

そしてどの分野であっても「聞いてほしいメロディ」を持っている人は極端に少ない。そしてもっと言えばそれを持っている人がその人の幸福につながるとは思えないし、世の中の役に立つとも必ずしも思わない。

しかし

偉大な仕事とはつまるところ「聞いてほしいメロディ」なのだ。それがウォークマンでありiPhoneであり、Googleであり、AmazonでありFacebookであり、Teslaだ。イーロンマスクは頭の中に「聞いてほしいメロディ」がいくつもある人だ。ジェフベゾスがロケットを作っているのもメロディの一つ。

そしてそれは「ユーザスタディして付箋ぺたぺたすればイノベーションがおきる」と思っている人間には決して訪れることがない。そんな人間はそもそも他人に聞かせるメロディを持っていない。

誰がどんな付箋を貼ろうが、これが必要だ、これがあるべきだと主張する。それが「聞いてほしいメロディ」というもの。

だから私は確信している。イノベーションを起こすのに必要不可欠な要素は「聞いてほしいメロディ」を持っている人間だ。その上で「いや、こいつのメロディ聞いたことがあるものばかりだから」とか「このメロディを人に届けるためにはどう編曲すべきか」という議論ができる。

しかし

その最初の一歩がなければ何も始まらないのだ。