一人ぼっちで

2020-02-07 07:25

いきなり引用

個人でやるよりチームでやったほうが、画期的な発明(ブレークスルー発明)は生まれやすい――。これは広く信じられていることだ。数多く引用される技術特許や科学文献など、影響力のあるイノベーションを生み出すうえでは、個人よりもチームのほうが優れていることは、研究でも示されてきた。

引用元:チームでの協働が必ずしもイノベーションを生むわけではない コラボレーションの効果は「モジュラリティ」で決まる | HBR.org翻訳マネジメント記事|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

おそらくこれは正しい。問題は「チームがどのような個人で構成されているか」など重要な要素が抜け落ちている点だ。

先日ある若者たちが「デザイン思考プロセス」を用いて数時間に渡って検討した結果を聞いた。結果は恐るべきものだった。まるで小学校低学年が作ったようなものだったのだ。

彼らは良い大学をでていて、かつ有名企業に就職できた人たちである。つまり会社から見た時のコミュニケーション能力は折り紙つきである。おまけにチームで長い時間にわたって(取り組んでいた課題としては)デザイン思考プロセスを使い、付箋をたくさん使って検討した。しかし結果は小学生なみ。

なぜこうなってしまうのだろう。彼らと彼女達の発表は私にその問題を考えるきっかけをくれた。私はそのことに感謝したいと思っている。何が欠けているのか?