敵対視

2021-03-19 08:09

「歯牙にも掛けない」という言葉がある。実力が違い過ぎればそもそも相手にしないし、コメントを求められれば「挑戦を歓迎します。一緒に業界をもりあげていきましょう!」とでも言えば良い。

Intelがかつて"Hello, I am Mac"と言っていた俳優を起用して作ったCMである。彼らはそれ専門の比較Webページまで作っている。

PC vs. Mac
In the real-world, a PC with an 11th Gen Intel® Core™ mobile processor offers users more and we’ve got real research and test results that prove it. Many Apple M1 claims don’t translate to real-world usage and appear questionable. When compared to a PC with the 11th Gen Intel® Core™ mobile processor, the M1 MacBook features just don’t stack up.

引用元:Apple M1 vs Intel – Which Processor Is Right for You


Intelが「これだからIntelつんだPCのほうがいいんだよ」と主張している項目の多くは、どこかで聞いたような話ばかりだし、その比較に疑問を投げかける人もいよう。しかし私の意見では驚くのはそこではない。一時は無敵と思われたIntelがこうまでして敵対視する必要があるのだ。M1 Macには。これは驚くべきことだ。

私は今この文章をM1 Airで書いている。そしてMacがただ高速で、静かに長時間動く、という当たり前のことができると、これほどまでに満足度が違う、ということに驚いている。

そして私がIntelの担当者なら、Apple Siliconがまだ”1”であるという事実に愕然とするだろう。「ほんの手始め」がこれだとすると、この後数年一体どういうことになるのか。

私はApple原理主義者だから、今後が楽しみでしかない。悪いことは言わないから「我が社ではWindowsしか認めない」とか寝ぼけたこといっている企業のIT部門は今のうちに考え直したほうがいいよ。前にも書いたが、あと数年たつとPCとMacというのは別次元のものになっている可能性がある、と私は考えている。