馬脚なのか違うのか

2022-01-11 07:14

ゴルゴ13という漫画がある。ほぼ確実にターゲットを狙撃するおじさんが世界をまたにかけてあれこれやる。ストーリーの背景として「実はイラン革命とはこういうことだったんですよ」とかいろいろな「裏事情」が語られる。初めて聞く話なので「ほう、そうなのか」と思う。

ところが自分が詳しい分野の話がでてくると

「ちょっと待て。なんだこのデタラメは」

と思う。もう何十年も前になるが、プログラミング言語に関する記述がでたところで、そう思った。考えてみれば、漫画だし。

さて何の話かと言えばこのtweet

BALMUDAもアイリスオーヤマも 家電では一定の地位を築いたのに、スマホやパソコンといった電子機器に参入したとたんに評価が地の底に堕ちるの…… 法則かよ!って思う。

BALUMUDAはおもしろい家電メーカーと思っていた。アイリスオーヤマはヨーグルトメーカーを買う時候補に挙げた。

そしてアイリスオーヤマは産業廃棄物と言われるPCやタブレット端末を信じられない高価格で販売し、BALUMUDAはこれまた「なんだこれ」というスマートフォンを発売した。評価はご覧のとおりである。

さて

これはどう解釈すべきだろうか?実は両社とも作っていたのはゴミ家電だったけどそれがばれなかった。しかしPCやスマホ担った途端それが明白になったのだろうか?あるいは単にそれらで失敗しただけなのだろうか?

今回アイリスオーヤマがゴミタブレットを出したことで、どうやら前者が正しいのではないかと思うようになった。いや、BALUMUDAにしてみれば一緒にするなということかもしれないけど。

いずれにせよ国内ではこうした企業しか話題にならないのは寂しい。しかしここは考え方を変えよう。どうせそういう方向で競っても日本に勝ち目はない。ならば

業務スーパー アイリスオーヤマ ファッションセンターしまむら アイフル 松屋 日本版GAFAM哀しすぎるだろ 貧困ド真ん中じゃないか…

この路線でいこうではないか。日本にできることは、貧困版のGAFAM。いや、業務スーパー安くて好きなんですけどね。

しかしあれだね。世界のインフレ傾向を尻目に日本だけデフレを継続していくと、そのうち製造業の国内回帰が始まるのではなかろうか。皆貧乏だけど従順で、治安がよく、インフラも整備されており工場建設にもってこいの国だ、とかなんとか。