令和のSONY

2022-01-06 10:27

A❤︎アート思考について本を書いた。その中では市場創造型イノベーションの例として、ウォークマンを取り上げた。SONYという言葉を聞いて最初に思い出すのは昭和のSONY.革新的な製品をどんどん出し、高いだの壊れるだの言われながらも存在感を放っていた会社だ。

そして年号は2回変わった。令和のSONYは大変利益を上げ(一時はSONYは衰退して分割されると予想していたが、例によって外れた)株価も絶好調と聞く。しかし今のSONYは昭和のSONYとは全く違う会社になった。

ソニー「EV参入します!」
ぼく「販売時期と価格と航続距離は?」
ソニー「センシング技術やエンターテイメントを活かします!」
 ぼく「販売時期と価格と航続距離は?」
ソニー「SUVも出します!」
ぼく「販売時期と価格と航続距離は?」

妥当ではあるが、全く特徴がない電気自動車の発表。しかもそれは販売開始ではなく、検討の開始のアナウンスだ。

記載内容およびプロトタイプ車両は、将来のコンセプトを示すためのものです。なお、公道での走行は法令上必要な許可を得て実施しています。

正しいと言えば全く正しい。しかし全く面白くない。お金は生み出している。それは尊敬すべきなのだろうけど。