カーナビの3Dマップ
2022-03-04 06:22
カーナビ上で3D地図が表示されるようになったのは随分前のことである。問題はそれが「単なる機能であり、何の役にもたたない」ことであった。各社がんばって実装はしていたが、「さて、これは何の役に立つのか」という質問に誰も答えることができなかった。
一瞬カーナビ上の3D地図を見ると「をを、すごい」と思う。そのうち「これ表示されている建物適当に書いてるよね。じゃあ意味ないじゃん」と思い2D地図に戻る。二十年前はそんな感じだった。
最近は建物のデータなども充実し、そこそこ意味があるようなないような。。しかしやはり今革新は中国からくる。
ここまでやれば3D地図にも意味がある。さらにこの地図が意味するところはもっと先である。
しかし、2D地図と3D地図には、考え方に大きな違いがある。2D地図は運転手という人をナビゲートするが、3D地図は人ではなく車をナビゲートするという発想なのだ。
車をナビゲートするための3D地図。私には今各国が競って開発している「自動運転」がどこで着地するかいまだにわからない。しかし人間が車の全てを操作するのではなく、指示を出す方向に変わっていくことだけは確実だと思う。
そうした傾向を見据えた上での3D地図なら意味がある。最近繰り返し考えているのは
「やるなら真面目にやれ」
ちゃんと意味があることをやりましょう、という意味。「意味わかんないけど、これとりあえずやっといて」に囲まれているのは今に始まったことではないが。