弱者連合

2022-03-06 07:12

このニュースを目にするたび、この言葉が頭をよぎる。

ソニーグループホンダが電気自動車(EV)の分野で提携した。本体から独立した共同出資会社を2022年中に設け、技術者が創造的に設計・開発できる自由な環境を整える。両社のEV戦略に漂う停滞感を打破し、技術や事業モデルの開発スピードを上げる。自動車産業が100年に1度といわれる変革期を迎えるなか、ソニーとホンダが創業時のスピリッツを取りもどせるかが問われる。

昭和のソニーと昭和のホンダは確かに素晴らしい企業だった。ソニーは破壊的イノベーションを連続して産むという離業を演じ、ホンダはユニークな車づくりで消費者の心を掴んでいた。

しかし

ソニーは確かに利益を生み出している。しかし「ソニーのすごい製品」と問われた時何か思い浮かぶだろうか?PS5ですか?それはゲームをやる人間の閉じた世界での勝利にすぎない。

私が若い頃のホンダといえば、プレリュード、シティ、レジェンドなど今でもすぐ車の名前が思い浮かぶ。今は、、どうなんですかね。何か出してましたっけ?うちがちょっと前まで乗ってた昔のFitなんかよかったけれど。

昭和のソニーと昭和のホンダが合弁を作るというのなら大騒ぎだったと思う。しかし令和のソニーと令和のホンダが提携と言われても

「はあ、まあがんばってください」

としかいいようがない。「創業時のスピリッツを取り戻す」というのはとても良い言葉だ。そもそもこういう提携から何かが生まれたことなどあるのだろうか_創業時のソニーもホンダもこういうぼんやりした提携を拒否するところから生まれたのではないか?

限界なのではっきり言わせてもらうテスラは最低。モデル3君、シートベルト 助手席 通信 暖房等、2ヶ月に一回は壊れサービスセンター往復300キロの旅強いられ、アプリで修理予約入れても無視され電話でやっと予約できたと思ったら以前からメールでお願いしてるのに海外経由有料SMS連絡いい加減にしろと

ここに書いてあるTeslaの姿はそのまま昭和のSONYに重なる。個人的にも酷い目にあったので、大坪家では孫の代までソニー製品は購入するなを家訓にしている。

しかしTeslaはひどい会社なのにちゃんと存続している。今のソニーとホンダはずっと洗練された会社であり、(多分)今のTeslaほどひどいことはやらない。

しかしTeslaほどすごいこともやらない。TeslaのCybertruckのような製品を生み出していたのが、かつてのSonyだったのだ。それに比べて今年のCESでソニーが発表したEVの凡庸なこと。ホンダの車の凡庸なこと。

凡庸X凡庸で何が生まれるか。とても楽しみだ(棒読み)