日付:1998/4/15
1998/1/25:ドライブしながらラジオを聴いていた。なんとクリントンが女性問題で窮地にたたされているようだ。ホワイトハウスの研修生と関係をもったこと。及びそれに対して偽証をするように弁護士を通じて依頼したことが問題になっているらしい。肝心の女性に免責特権が与えられるかどうかが焦点になっているようだ。
ここ数日アパートに閉じこもってひたすらホームページの文章を書いていた。だから世間の同行に全く疎くなっていた。聞いてみれば今週(先週といいうべきか)いっぱいこのニュースは流されていたそうである。クリントンに関するスキャンダルはあまりにも多くでてくるので、「ああまたか」位に思っていたのも私がこのニュースに関して無関心だった原因かもしれない。
今ラジオを聴いて自分はとても興味をもっていることに気がついた。もともと非常にいけすかない感じの男で大嫌いであったがここにきてようやく年貢を納めてくれるのではないかと期待している。先日実家で次のような母親との会話があった。
母「あんた前からクリントン嫌いだっていってるけど、アメリカの景気はいいし、いい大統領だってことになってるわよ」
私「それとこれとは別だ。私はどうもあいつが好かんのだよ」
時はさかのぼってクリントンがブッシュと選挙戦を戦っていた頃の話し。当時からクリントンの性格に対する攻撃は執拗であった。当時の母親のコメント
「クリントンってハンサムだから浮気とか不倫とかしてそうに見えるわね。ブッシュってうだつのあがらない親父って感じで、あまりそういうことしていない感じだわね」
彼女の印象が正しかったのかどうか、遠からずわかることになりそうである。
ただこのニュースを聞いただけではなぜクリントンが「罪」に問われるのか今ひとつわからなかった。OK、24歳のインターンと関係を持った。それはあまり道徳的に許されることではないかもしれないが、独立検察官が調査する事項ではない。またそのインターンが免責特権を要求しているというからには、何か偽りを述べた場合に罪に問われる場所または状態で証言をしたに違いない。しかしニュース速報を読んでもそこまでの経緯はわからない。最初にでたニュースを読めばそれがわかったのかもしれないが、後の祭りというやつだ。
この日は遅くなったのでインターネットで情報をあさるのは明日にしよう。
1998/1/26朝もはよからインターネットあさりである。まず朝日新聞を見る。基本的に速報と同じような内容しか載っていない。次にあまり好きなサイトではないが読売新聞をみる。大同小異だ。しょうがないからYahooなどのサーチエンジンのニュースをみる。元がロイター発のニュースを載せているらしくどのサーチエンジンのニュースも一緒だ。
そこらへんをあさっているとなんとなく現在の様子はわかった。しかし肝心なところについては依然としてわからない。サーチエンジンの国際ニュースはある程度日にちをさかのぼってみることもできるが、新聞社のニュースはその日限りである。
しかたがない。なんと言っても母国語が楽なのであるが、ここはやはり米国のサイトにたよろう。というわけでCNNのサイトにいってみた。するとでるわでるわ。情報の山である。
それらの情報をかき分けていて感心した。ニュースは何日もさかのぼって調べることができるし、各人物が実際に出演したインタビューなどのスクリプトも無修正で載っている。従ってマスコミがなにか印象をゆがめて報道をしていないかどうか自分でチェックすることができるわけだ。おまけにCNNが放送した内容までVideo on demandで見れるようになっている。私が好きなWe report, You decideという態度にどちらが近いか明白だろう。
1月21日にクリントンのインタビューのスクリプトを読んでみると、彼が強く繰り返しの多い言葉で疑惑を否定しているのがわかる。また繰り返し繰り返し But I have got to get back to work. と言っている。もう忙しいからいいかげんにしてくれといいたげだ。確かに27日に一般教書演説を控えていろいろ忙しいこともあるだろう。しかしながらどことなくその言葉付きは逃げ腰のようにも思える。これが心から「大統領としての仕事をしたい」という言葉なのか単なる逃げ口上なのかいつかわかるときがくるかもしれない。
またトランスクリプトをチェックしてようやく何が問題になっているかどうかわかった。Paula Jonesがクリントン相手に起こしているセクハラの民事訴訟で、クリントンもしくはその弁護士が、24歳のインターンに偽証をするように依頼(1月7日に宣誓の元でインターンは証言をしている)した、とされることが問題となっているわけだ。なるほど確かにこれは検察官の出る幕だ。
それとともに大統領側の反撃も始まった。朝日新聞によれば「NBCテレビに出演したカービル大統領顧問は「不当捜査」を繰り返したうえで、「大統領辞任などはあり得ない。これは戦争(Battle)であり、われわれはあらゆる策略を駆使して戦い抜く」と語った。」そうである。あの国は本当に戦争が好きだ。Hey! 連中はアンフェアなことをやっている。これは戦いだ。やつらを叩きのめしてやる。誰がアンフェアで誰がアンフェアでないかって?奴らがアンフェアに決まってるだろう。
先日までかのインターンは(というか彼女の弁護士は)免責特権を与えられればすべてを話すと言っていた。「話したくてたまらない」と言った感じのタイトルが踊っていたが。
そこに朝CNNにアクセスしてみると「免責特権があたえられれば、こういった内容を宣誓の元で証言する」といった内容を独立検察官に話したようだ。これで多少新しい局面にはいることになる。この発表がクリントンの再度の否定の後に続いたというのは結構な皮肉だ。あるいは発表する側はそれをまっていたのかもしれない。
米国時間の27日は連邦大陪審でインターンが証言するという。日本時間28日の朝には結果がはっきりするだろう。同じ日に一般教書演説を行うクリントンが何をしゃべるか、誰が彼の言葉を聞くか楽しみである。いい年して職場で若いねえちゃんといちゃいちゃする男がいかに高邁な理想を述べても滑稽なだけだと思うのだが。もっともクリントンサイドもそんなことは承知の上で何かをしてくるかもしれない。これから24時間は目が離せない。
いろいろな情報が飛び交う中、クリントンの再度の否定の記者会見のムービーをみた。そのしゃべりかたは何かに似ていると思うが、思いつかない。かなりの苛立ちが感じられ、、重みは少しもない。仮に疑惑が明らかになればこのビデオクリップは相当回数世界中で使われることになろう。
1998/1/28今日は実家に帰って新聞を読んだ。朝日新聞と読売新聞はようやくまとまった特集を組んで説明をしている。日本語がのればそのほうがずっと楽だ。
さてうちの母親は、クリントンと同じ時期に収賄でつかまった大蔵省の役人に大変同情的である。「クリントンは嘘をつくのって大変だと思うわ。大蔵省の役人は接待をうけるのって疲れて大変だと思うわ」だそうである。確かに私が大蔵省の役人だったら、「頼むから接待しないでくれ。もし接待するとおまえんところにいじわるをするぞ」というかもしれない。
くだらないじじいどもと飯食って何がうれしいのかよくわからん。そんな暇があったら家にかえって早く寝た方が幸せだ。たとえば「接待するつもりがあるなら、代わりに仕事を片づけてくれ」というのはどうだろう?
さてまた話がそれた。親愛なクリントンのほうである。彼のスキャンダルに関する特集記事はおおむね冷静でよくまとまったものであった。もっともなんとなく私はこのスキャンダルが本当にかれの進退に影響するかどうか疑問を持ち始めたのであるが。。。
ちなみにうちの母の感想は「両方ともあやしいと思う。告発しだした人たちも、きっとクリントンに恨みを持っている人たちだから、全面的には信頼できない」だそうである。
今日実家に帰った主な目的はState of Union(一般教書演説)を聞くことである。例によってCNNをみていた。結構なもりあげのあと、クリントンが登場。例によって自信満々にあのいやらしい笑顔を振りまきながらしゃべり始めた。
最初の数十分はほとんどアメリカの自慢話であった。しかるべきところで、いちいち立ち上がって拍手をしなくてはならない議員さん達は大変だ。彼が自信満々に自慢話を述べるのを聞いてなんとなくいやになった。
予想されたことであったが、彼は自分のスキャンダルについては何もいわなかった。考えてみれば当然のことだ。今回のスキャンダルは彼の私的な身分に関わるものであるから。。今のところは。
後半になって具体的な施政方針になると満場立ち上がって拍手する場面はすくなくなった。少なくとも共和党にはこの演説の内容に幸せでない人がたくさんいるだろう。途中でなんともいえないどよめきとがあがったところがあったが、あれは何だったのだろうか?なんせカレーうどんをすすりながら聞いていたので、細かいところはちゃんと聞き取れていないのである。
なんのかんののうちに演説は終わった。うちの母が言うとおり、すねにたくさん傷をもちながら人前で自信満々に演説をぶつのは並の神経ではない。しかしそうでなくては下っ端の議員にもなれないだろう。
CNNに表される米国民の声をみると、「インターンと関係があったに違いない。しかしそれで辞任する必要はない」ということらしい。曹操は「人格のいかんを問わず、能力のある物を登用する」という方針をもっていたようだ。アメリカの大統領も似たようなものかもしれない。浮気や不倫はまあいくらでもしてもいい。とりあえず大統領として結果をだせということろか。しかし映画にしめされる米国の大統領は、「有能な政治家」というよりは、アメリカの象徴としてのヒーロー像を含んでいるように思える。Independence Day, あるいはAir force Oneの大統領、いずれもそうである。敵との戦闘におくせず先頭に立って立ち向かう。。そして妻と家族を愛している、そういった像が浮かぶ。が、米国民はそれはあくまでもあこがれで、実際の大統領には望むべくもない、ということをちゃんと悟っているようだ。
同じ日に連邦大陪審も開かれている。内容は秘密なのでわからない。いずれにしても独立検察官は勝負にでたわけだから遠からず結果が判明するだろう。そう願おうではないか。
インターンに対する攻撃もなんとなく強くなっているような感がある。確かに派手好きの性格かもしれない。仮に彼女が大統領との関係、及び大統領から証言へのプレッシャがかかったことを証言したとしても、それだけではたして大統領の犯罪を立証することができるか?ほかにいくつか証拠が必要な気がする。
大統領側は表面上は自信たっぷりに見える。彼らは証拠がない、という確証をえているのか?しかしいずれにしても彼らには「自信たっぷりに否定する」という選択肢しか持っていないわけだ。無視は疑惑をかきたてるばかりだろうし、(実際一部そういう論調もあった)日本式に「うやむや」にするわけにもいかない。
しかしながら彼らが自信たっぷりに疑惑を否定すると言うことだけで、彼らの自信、客観的な立証の難しさを示していると考えることはできない。誰もがニクソンをみまった運命を知っている。しかし辞任前に彼がState of Unionで述べた「ウォーターゲート事件の捜査は終了させるべきだ。一年やれば十分だ」と言ったせりふと、それに対する拍手は、当時においては今日のClintonと同じような印象を与えたかもしれないのだ。
一時の報道の過熱はどこへやら。Clintonのスキャンダルは、下火にはなりはしたが、依然として続いている。
おもしろいのは世論調査の結果だ。要約するとこういうことだと思う「クリントンはきっといろいろな女性と性的関係を持った。だけどそれで大統領をやめなくちゃいけないほどではない。報道はやりすぎだと思うし、スター独立検察官のやりかたはひどすぎる」
これは非常にさめた物の見方だ。
これだけ疑惑が次から次にでてくるのだから、まず彼が何かしたことは間違いない。しかし「ホワイトハウスで20台の女の子とHすることが違法だとはどこにも書いていない」のだから、彼は辞める必要はない。「あなたは現在の米国大統領を誇りに思いますか」という質問項目があれば、その回答は興味深い物になるかもしれない。
現在米国はすばらしい好景気に沸いている。かたや日本は不況に控えめにあえいでいる。この図式とちょうど反対だったがのが日本がバブルに浮かれ、米国が不況にあえいでいた1990年のころの状況である。
Clintonと民主党の次期大統領候補(おそらくゴアだろう)の運命は、米国がバブルを派手にはじけさせることなく、安定した成長を成し遂げられるかにかかっている。Clintonが女性関係で何をしようとおそらく関係ないだろう(とんでもないへまをやらかさないかぎり)
日本の大蔵省、日銀は民間企業にいばりちらし、接待で脂肪をつけるだけで、バブル経済の到来とそれに続く崩壊をくい止めることができなかった。米国の官僚と企業、それに民主党リーダーのお手並み拝見というところか。
最近米国で少年の学校での銃の乱射事件が頻発している。NewsWeekを読んでいて、読者の投稿におもわず笑ってしまった。
「何でも銃のせいにするのはよくない。社会的な問題として包括的に考えなくてはいけない」
「銃から身を挺して生徒を守った先生はヒーローだ」
困った問題がおこると、とりあえず話をひろげて結論を曖昧にすることや、問題から目をそらし、とにかくポジティブな要素を強調するなどの手法は日本の専売特許ではなかった。
私から見れば結論は明白である
「銃を廃止しろ。刀狩りをやれ。日本は刀も銃も廃止できたぞ」
さて参議院選挙が行われた。失業中で暇な私は不在者投票なるものをやってみた。
行ってみれば結構なこみようである。作業服を着た人達とか、子供連れも結構いる。結果として投票率が大きくのびたが、のびた分は割合からいくと不在者投票の増加分と、延長された2時間の間に投票した人達である。国民の関心がどうのこうの言う前にやることは結構あったのではないだろうか?
さて食い入るように選挙速報を観ていた。各TV局が当選確実を出す順番は微妙に異なっており、あちこち切り替えて観ていると結構おもしろい。愛知選挙区は最後まで激戦となった。某名古屋のTV局が真っ先に当確をだしたが、そのあと差が縮まり、アナウンサが「まだ差がついていますね」と自分に言い聞かせるように言ってたのが笑えた。選挙事務所のほうも最後にNHKの当確がでるまでは万歳も敗戦の弁も控えているように思えた。
また名古屋のローカルな解説員ともなると、どっかの大学の講師がでてくる。にやけた顔で無責任な放言はき放題だ。全国版の番組となると田原総一郎とかいう男があちこちの番組で各党の党首を怒らせているようだが、あれが彼のスタイルなのだろうか?
さて各党の党首は結果がかたまり始めると数分ごとに各メディア相手に同じ質問、同じ答えを繰り返さなくてはいけない。勝っている党はともかく負けている党の党首は仕事とはいえ気の毒になってくる。しかしこれが彼らの仕事というものか。
自民党は記録的な大敗を喫した。私は個人は自民党候補に投票したが、政党は消去法で民主党に投票した。もともとは自民党にいれるつもりだったが、人をなめきった減税の発表で切れた。同じ事を考えた人は結構多かっただろうに。しかし自民党幹部の敗戦の弁で「泥縄的な恒久減税」に言及する人がいないのはどういうわけだろう。
選挙後の自民党の対応を観ていると、完全に努力が自分たちの言葉、自分たちのルールで進んでいるのが分かる。力が外側でなく内側に向いてしまっている。この次の誰が総理になるのか、その人がどういう運命をたどるのか、興味はつきない。
さて橋本君が辞任を表明してからようやくでそろった3候補の話を聞いてみるが、いつものとおり言葉がだらだらと続くばかりで何を言っているのかよくわからない。某田中議員が人気がある理由の一つにははっきり物を言うことがあるのではなかろうか。しかし彼らはそれを見習う気はあまりないようだ。3人のなかでは小泉氏は異常な早口でバーストモードでしゃべるので、よほど注意していないと何を言っているのかわからない。
しかし自民党の人材不足もおびただしいものがある。一昔前までなら、総理が辞任すると言えば喜んで次をねらうやつが掃いて捨てるほどいた物を。
総裁選は予想通り小渕君が勝利をおさめた。今回の小渕君以外の2候補の立候補理由は、なかなか興味深い。
彼らは本気で勝つつもりで立候補したのか、あるいは小渕君が首相になった時の主要ポストをねらったのか。ここで顔を名前と政策を売って置いてもっと将来の総裁選をねらったのか(梶山君はこの線はないだろうが)
実際梶山君は派閥をはずれても100票以上集めたし、経済に関して詳しいという評価も国民の間に知れ渡ってしまった。本来だったら「派閥からの離反者」として排除したいところだろうが、そう簡単に排除するわけにもいかないだろう。総理が単なる調整役であるとすれば、梶山君が大蔵大臣に座れば、経済面に関しては彼が総裁選に勝ったのに近い効果が得られるかもしれない。
小泉君は国会議員の定数を思い切って削減する、と言っていたから、国会議員であることで飯を食っている人達は「まさか彼が勝つわけはない」と思いながらも投票はしずらかっただろう。会社の労組の選挙でも「従業員リストラ40%断行」と言っている人にはいくらなんでも委員長に信任の投票はしずらいように。
一つだけおもしろいことは、細川が首相になろうが、村山が首相になろうがあまり文句を言わなかったアメリカがキャンキャンほえていること。彼らは彼らのバブルが変な形で「ぱん」とはじけることをよっぽど恐れているのだな、、と。連中は自国の利益がからまなければ何も言わない。火の粉が飛んでくる畏れがあるときだけいろいろと「アメリカの正義」を振り回す。小渕君がいくら「冷えたピザ」だからって、細川や村山ほど無能ではないと思うのだが。
「国家混乱して忠臣あり」と言ったのは老子だが、国がうまく回っているときは誰が首相だろうがあまり文句はでないものだ。平和な時は誰が首相になっても「おー。がんばれー。マフラーがかっこいいぞ」と脳天気に支持をし、不況になって困るとやれ無能だ、やれ意見がはっきりしない、といろいろ注文をつける国民も相当に身勝手なもんだが。まあ大衆は太古の昔から身勝手なものと相場が決まっているが。
アメリカの小渕評価も実に"American"だ。彼らは「政治家は意見をはっきり言って、リーダーシップをとらなくてはならない」という固定観念にこりかたまっている。組織の動き方というのは私が知っているだけでもかなり興味深い物だ。たとえばトップにいる人間があまり表に出ず、調整役に徹していても有能なスタッフに恵まれればシステムはちゃんと動くし、帰ってそのほうが良い場合もある。ある米国人記者は「小渕は何の印象も残していない」と力説していたが、「何の印象も残さない」=「無能」というのは典型的なアメリカ的短絡思考法だ。
「小渕氏は、確かに職場で20代の女の子と性的関係を持つような力量はないかもしれませんな。」と言ってやるとおもしろいかもしれない。(おお。やっとClintonが少しでてきた)
日本人はおとなしいから何か言われるとすぐに「そうか」と思いこむが。。。もっとも私はこれは日本人の美徳だと思っている。
We report, You decide:マスコミがいかに「自分が聞きたいことだけを聞くか」あるいはインタビューの内容をねじまげて報道するかは枚挙にいとまがないのでいちいちあげない。ただ一つ思うのは、インターネットの発達によって、かりに報道する側が「インタビューを適度に要約」したとしても、報道される側が同じ内容の全文を公開する、ということが可能となっている点である。特に日本にはインターネットをあさってまで「事実」を自分で求める人は少ないかもしれない。だから全文を公開しても意味は少ないかもしれない。しかし一昔前のように、一般の人々に広く語りかける手段をマスコミだけが独占していた状況からは、少し変わりうるのではないだろうか。本文に戻る
あの国は本当に戦争が好きだ(トピック一覧参照):映画”Patton”の冒頭の演説を思い出せば、これがあながち嘘でもないことがわかると思う。戦争の中から生まれてきた国と、悠久の昔からなんとなく存在してきた国のCultural Gapは大きい。本文に戻る
曹操(トピック一覧参照):中国、魏の実質上の創設者。本文に戻る
Air Force One(参考文献一覧):1997年のヒット映画。本文に戻る
うやむや:「うやむやにする」という日本語を英語にどうやったら訳せるのだろう?本文に戻る
とりあえず話をひろげて結論を曖昧にする:(トピック一覧)それは全体の動きのなかで位置づけなければならない、、なんてのは官僚や政治家得意の台詞という気がするが。本文に戻る
とにかくポジティブな要素を強調する:(トピック一覧)大負け戦のあとに、勲章を連発するなんてのは世界中どこでもみられる手法のようだが。本文に戻る
バーストモードでしゃべる:(トピック一覧)このしゃべり方をする人には何度か出会ったことがある。一説には「こういうしゃべり方は頭が良すぎて、口が追いつかないために起こる」とも言われるが、必ずしもそうでもないようだ。本文に戻る
国家混乱して忠臣あり:老子(参考文献一覧)の中の言葉。有名な「大道廃れて仁義あり」に続く一連のフレーズである。考えてみれば高校の漢文の授業でならったのはこの部分であった。本文に戻る