題名:HappyDays-8章

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日付:1998/9/9


8章:独立攻撃隊しょうこりもなく西へ

さて10月16日13時50分。私は名古屋駅近鉄のホームにいた。

今回西に向うのはC、ST、そして私である。4対4の合コンであるので、あと一人の男の子はCの友達で、Cと同姓であり、なおかつ私の弟と同じ寮にいる-つまり○○電器に勤めている大阪在住の-I1号である。

ホームで待合せにしたので、男の子達の席はバラバラであった。(我々が使用した近鉄アーバンライナーは全席指定なのである) 従って大阪までの2時間我々はそれぞれの思いにふけっていた。

 

仕事を探し始めてもう半年をすぎようとしているが、いまだにみつからない。いま扉が二つ開いている。両方とも元の希望に完全にそっているわけでもないが、どちらもある意味で興味がもてる。しかしどちらかが受け入れてくれるといったところで、本当に私は思いきることができるだろうか。

 

前回大阪に向ったときは結構すいていたが、今日はかなり込んでいた。私のとなりに人がきたと思って見れば女性である。しかし年齢ははっきりいって見当がつかない。外観には一切かまってませんという感じの女性だったのである。私には、はたしてこの女性に話しかけていいものかどうか見当がつかなかった。従って話しかけたりすることなくしばらく私は沈黙したまま彼女の様子をうかがっていたのである。

ナンパにおける8秒理論」なる妙な理論を信奉している私が即座に話しかけなかったのにはもう一つ理由がある。当日は異様に疲れていたのだ。名古屋駅には寮の前からバスで向ったが、その間中大きな口をあけて居眠りをしていた。自分が口を開けてねているのは薄々感じていたが、しかしなんというかかんというかそれでもどうでもいいやと思うくらい疲れていたのである。前日のS社員の忠告にもかかわらずなんでこんなに疲れていたか。理由はよくわからない。そんなに何もしていなかったはずだし、前日は早く寝たのであるが。従って大阪までの2時間私は寝ていたのである。うつらうつらと。

 

さて大阪につく30分ほど前にいきなりその女性が「難波には何時につくんでしょうね」と聞いてきた。

こうなればとりあえず話す話すことに問題はあるまい。彼女は必要以上に愛想はふりまかず、かと言ってそういやなかんじではなく喋ってくれた。

(おそらく)信州大学の生物化学学科のマスター1年生で、実家に帰る途中だそうである。彼女はこの不況の中、職を捜す難しさを話してくれた。これには私も異論はない。そしてわたしは「問題さえなければ○○庁ほどいい職場はないぞ。頭つかわなくてもいいからな。おまけに自分がどんな馬鹿なことをしていても、戦争が起こらない限りその責任を問われることはない」と言ったら「○○庁だけは死んでもいや」と言った。全く賢明な判断だ。

さて彼女に軽く別れをつげると、電車から下りた。STとCをみつけるとさっそく改札を抜け、てれてれと歩き出したのである。

とはいってもいきなり待合せ場所に向かったわけではない。待ち合わせ時間までにはかなり間があるのである。近鉄特急のダイヤは我々の都合に合わせてくれるわけではない。というわけCの「チューナ」 を買いたいという願望によって我々は日本橋まで歩いていくことになったのである。

曇ではあったが雨はふっていなかった。歩きながら頭のなかで秋葉原の電気街と比べて、何か雰囲気が違うと思いながらもどうしてもそれをうまく指摘できなかった。

 

さて最初我々は電気街である日本橋で楽器屋(なんといってもチューナは音楽用の機材なので)を探すことに関して、あまり疑問はもっていなかった。しかし結構歩いたにもかかわらず、なかなかチューナを扱っているような店はみつからないのである。自分たちが馬鹿だったのではないか?という懸念がおそらく参加者全員の頭に浮かんでいたのである。

しかしながら私は他の二人とは異なった懸念を持っていたのである。最近とみに衰えの目立つ私の体力は寮のベッドの上以外では急速に消耗する。この電気街ツアーは私の予想を超えてだんだん長期間にわたりつつある。前述したとおり妙に私は当日疲れていた。乏しい充電した体力をこのツアーで使い果たしてしまうことにはならないか?(後で聞いた話であるが、CとSTも「大坪さんをこんなに歩かせて大丈夫だろうか」と懸念していたそうである。)しかしそんなことを心配してももう遅い。少なくともこれまで歩いた距離を歩かないことには駅にもどれないのである。今回はナンパ橋の神様にお祈りするにしようか。

どうにもこうにも楽器店が見つからないので、ちょっと裏道に入った。急に寂しくなったなあと思いながら、なぜかそこらへんをたくさんおじさんが段ボールをリヤカーにつんで徘徊している事に気が付いた。彼らに見とれながらへらへれ歩いていると楽器屋が目に入った。そこでCは首尾よくおめあてのチューナを手に入れることができたのである。。と思って時計を見るとだいたい良い時間になったいたので、待ち合わせ場所-まず男の子の幹事であるI1号との待ち合わせ場所-に向った。

「死ぬほど腹が減った」というCの口を封じるために3人でタイヤキを食べた後に、待ち合わせ場所の改札に向って階段を降りて行こうとした。その瞬間Cが幹事のI1号を見つけた。そしてCとI 1号の数分間に渡る「ナンパ橋に達する最短経路に関する論議」のすえ、女性との待ち合わせ場所であるナンパ橋に向ったのである。

 

例によって例のごとく難波は非常に雑多な種類の人間でごったがえしていた。この雰囲気は他の場所では味わいにくいものだと言い切ってしまおう(確信を持てるほどおいろいろなところに言っているわけではないが)。さて目的であるところのナンパ橋に着くと、一人だけ相手を発見できることのできるI1号を雑踏の中に残して我々3人の男の子は橋のたもとでボーットしていたのである。

さて前回この橋は通っただけだったので、実際にナンパが行われていたかどうか確認できなかったのだが今回はゆっくりと観察することができた。橋の上に立って女の子をじろじろ見ていると、およそ10%以下の確率で女の子は橋の上にたむろしている男の子をちらちらと見ることが分かった。従って彼女達はある期待をもってこの橋を通っていると推論することもできる。そして実際にナンパをしている男を一人みかけることもできた。もっとも我々の視界の中にある間、彼の試みは全て失敗に終っていたが。そして我々もはたから見ればナンパをねらっている男の子達と見えたかもしれない。

さてそうこうしているうちに女の子達をみつけたらしいI1号がこちらに歩いてきた。簡単に挨拶をしたあと我々は女の子の幹事の先導で、宴会場所に向ったのである。宴会場所に向う道順は大体以下の通りであった。

 

ナンパ橋をあとにした私達は、前回の大阪合コン2次会で行った喫茶店の前を通ってずーっと街をぬけて行った。かなりの距離を歩いたと思ったときに右に曲がっていきなり静かなエリアにはいった。そこで我々はカラオケの看板を非常に悲惨な顔つきで見つめている女の子の二人組に出会ったのである。

この二人の顔つきというのはちょっと言うと自殺する人間が死に場所を探していて、ようやくこのカラオケボックスを死に場所と決めたときのようなもの(もっともそんな顔つきを実際にに見たことがあるわけではないが)であった。我々はここで混乱におちいった。そして「いったいあれはなんだろう」と話ながらその場所を足早に離れようとしたのである。しかし次の瞬間、我々はその二人の女性が我々と同じ方向に2メートルも離れずついて歩いて来ているのに気がついた。従って我々はその疑問を口に出さず心にひめたままその場所から黙々と歩いていったのである。

 

さてまもなく我々は再度右に曲がることになった。つまりもと来た方向に戻り始めたのである。最初この方向から行ったほうが近いのかなあなどと考えていた。なんといっても彼女たちは我々よりはずーっと難波の町に詳しいのである。ところがどこまでいっても女の子たちは直進を続けている。そのうちだれか男の子(I1号だと思うが)がその疑問を口にしたところ、実際の予約の時間までかなり間があったので、我々は単に遠回りをして時間をつぶしているだけであるということが判明した。まあ大阪見物をしたと思えばいいわけである。実際、回りの風景は前回にもまして印象深いものであったから。非常ににぎやかな通りでありながら、着飾った人間からヤンキーみたいな奴までいろいろまざって歩いているのである。

 

さてそうした我々の長い旅もようやく終わりに近づいた。回りをキョロキョロしながら歩いていた私は「ケントス」という看板をみつけた。これこそ我々にとって何度も女の子に関する物語の舞台になったケントスの大阪支店なのである。私がしばし思い出に浸っていると、女の子はいきなり右におれて店に入りだした。ケントスの隣にある居酒屋に向かい始めたのである。

 

さてこてこてと店にはいって決まったのが上記の配置である。ここで例によって例の如く飲み物を頼んだり自己紹介があったりしたのだが、ここではかいつまんで要点を述べることにしよう。

今回の合コンに来た男の子と女の子がどうして知り合ったか。総ては○○電器の男の子達と女の子達の出会いからはじまった。最初がなんであったからよくわかんないが、ともかく最初にこの会の幹事であるところのI1号と女の子達が出会った。それからその集団どうしのお付き合いは、お互いメンバを増しながら何回にも及んでいるのだそうである。話の感じからするに女の子のなかではStretchedGKと大坪2号が女の子側の幹事役をしているようであった。これと似た例では○○重工の男の子たちと名古屋空港のグランドスチューワデスのお姉さん達のつきあいがある。しかしそれももう過去の話だ。あのこたちは楽しい人たちだったなあ、などと私ひとりで感慨にふけっていたことは本編とは全く関係がない。

 

ここで自己紹介の代わりに女の子達の妙な呼び方(もちろんこの文章の中での)について説明しておこう。まずS木さんについては問題ない。彼女は単にS木さんなのである。実に明るく話やすい子であった。

次はYoもどきであるが、彼女は某課の庶務であるところのYoに似ているのである。今回の女性のメンバの中ではルックスの点で一番であったかもしれない。私の前に座っているのが大坪2号である。彼女は私と同じ名前だったのであるが、別に血縁関係とかは全くないのである。それぞれの家系が来た元も聞いてみたが、やはり別であった。

私の右隣にいたのがStretchedGKである。彼女はかなり背が高い。おそらく160代の後半であっただろう。しかしその容貌はどことなく某課庶務のGK嬢に似ているのである。というわけで縦に伸ばしたGKという名前にしたのである。

さてこの合コンにおいての話のパターンであるが、右側4人と左側4人のグループ。又は右側3人。私とYoもどき。左側3人という感じであった。

これにはいくつかの理由がある。最大のポイントは大坪2号である。STの言葉を借りよう。「なんだかわからないけど彼女とは話がつながらない」

これは私も同感である。私の右側(含む大坪2号)3人は前からの知り合いであり、お互いけっこうしゃべるネタがあるわけである。主な話題は「グループ交際からカップルがうまれる可能性について」であった。前述したとおり私にはこの話題についていささか経験があるので、私も会話に加えてもらうことはできる。ところがどうしても前の大坪2号と話を盛り上げることができないのである。かといって彼女は無愛想なわけでもノリが悪いわけでもない。まことに不可解なことであるが、STの感想は事実であった。

 

さて前述の「グループ交際からカップルがうまれる可能性について」であるが、これは私の経験からすると極めて低い。「結婚しなければカップルができたことにならない」と言うつもりもないが、単におつきあいする間柄のカップルがうまれる可能性というのも極めて低いのである。

これは「お互い全く動きがない」というわけではないのである。グループ交際が行われるということは、少なくとも集団レベルではお互いのフィーリングがあっているわけだ。そのグループの構成員同士、水面下でいろいろなかけひきがあるのだが、最終的には大抵なにも生まれないのである。私はこの原因について考察できるほど水面下の事情に精通しているわけではない。いつも水面の上でぼーっとしているだけだ。

I1号と女の子達の間には何回か合同で企画がもよおされたが、今のところ特になんの動きもないということであった。しかしながらこれから冬に向けてクリスマスやバレンタインデーを機会としてなんらかの動きが。しかもそれが極秘のうちに行われる可能性が大きいことを年長者として指摘しておいた。

 

さて3-2-3のパターンで話す場合もあったということは、私は左に座っているYoもどきと話す機会もあったわけである。

彼女はなかなか私の話に興味をもって聞いていくれた。つまりかなり話が盛り上がったわけである。このときの話題は大坪君得意の「バレンタインデーにチョコレートもらえないのがどんなにわびしいか 」と「私の暗黒大学時代 」であった。これは非常にうけたようである。そのことは彼女の「笑いすぎて顔がいたくなった」からも知れる。もしこの場所が大阪でなくて名古屋であれば私は「いきなりコースタに電話番号書いて渡す」攻撃くらいしたかもしれない。しかし彼女は大阪の女なのである。このいやというほど続いた合コンシリーズのなかで彼女-そしておそらくはStretchedGKも-また機会があったら会いたいと思えるすてきな、そして数少ない女性であった。しかし「また機会が」と言ってもそう簡単に機会があるような地理環境にはないのである。

 

さてなんだかんだの盛り上がりのうちに一次会は幕を下ろした。その場所をあっさりと出て、2次会の相談となったわけである。女の子の一部から出された我々の帰りの最終電車に関する懸念を「いや大丈夫」というCの一言でしりぞけ、てれてれと我々は2次会に向かうことになったのである。私はといえば結構なごきげんで酔いがまわっていたので、実の所今が何時なのか、そして前回何時に大阪を離れたかまったく覚えていなかったのである。しかしもうすこしビールの量をひかえて正気をたもっておくべきであったかもしれない。我々は非常に危険な橋を渡ろうとしていたのである。

 

さて2次会で行ったのはつまるところ喫茶店であった。ここまでの道のりで誰と誰が話していたかよく覚えていない。前をYoもどきとStretchedGKが歩き、その後を何人かの男の子女の子がしゃべって歩いていたようなきがする。私はこのとき初めてS木さんと話すことができた。そして彼女が非常に楽しい女の子であることを発見した。だからと言ってどうしたわけでもない。

 

さて2次会の喫茶店での座席の配置は以下のようであった

配置がけっこうかわっているように見えながら、実は話す相手というのは1次会のときとあまりかわっていないのである。結局私はこの席においてもS木さんとは話すことができないし。前を見ればYoもどき、右をみればStretchedGKである。

さてこの2次回においてのメインの話題というのは「名古屋人がマスターする大阪弁について」であった。実のところStretchedGKというのはけっこうな大阪弁を喋るのである。その言葉を隣で一生懸命まねしているにもかかわらず、わたしは簡単な単語「そーやの」の発音についてさえも合格点をもらえなかった。おまけに大坪2号からは「悪いけど大阪弁を馬鹿にしているように聞こえる」とまで言われてしまった。前に座っているYoもどきはあいかわらず顔が痛いなどといいいながら笑っていた。

さて私の記憶が正しければ、前回は8時50分位に「さあかえりましょう」という話になったと思う。ところがこの場でCが「いやまだ前にくらべれば早い」などと主張したので、結局我々はそこに9時過ぎまでいることになった。

てれてれとけっこうな盛り上がりのうちに2次会をおえた我々は例によって例のごとく電車で新大阪駅にむかって帰途につくことになった。女の子達とは地下鉄の改札でお別れである。にっこり笑って頭をさげた。彼女達が名古屋の子ならばなあ。是非今度なにかやりましょうねとか言えたのだが、大阪はあまりにも遠い。また大阪弁はあまりにも難しい。前回の合コンのときには、大阪弁ののりに畏怖を覚えた私であるが、今回はその壁をのりこえることがいかに難しいかを実感させられた。前述したとおり彼女たちは非常に貴重なすてきな女性達であったが。ここはにっこりとして頭をさげるしかあるまい。

 

さて前回大阪を離れた時間について、Cの意見が正しかったか私の記憶が正しかったか。われわれは名古屋まで行く新幹線の終電がでる4分前に新大阪駅についた。Cが前回に比べてまだあまり時間がたっていないと考えたのは、きっと宴会が楽しかったので、時間が早くすぎたと感じたせいだろう、などという悠長なことを言っていられるのもひとえに最終電車に間にあったからだ。そうでなければCをすまきにして道頓堀に放り込んでやったところであった。それから例によって男の子たちで反省会。特に話題はなかった。強いていえば何故か大坪2号は話づらい相手であることが男の子達の間で確認されたことぐらいであったろうか。Yoもどき、StretchedGKという言葉はこの反省会でうまれたのである。

私は異様に元気であったとCとSTから言われた。そうだったかもしれない。午前中のうたた寝による充電とナンパ橋の神様にお祈りしたのが利いてけっこう元気だったのである。しかしもう完全に放電状態だ。前のテーブルを倒して、しばらくうとうとした。

はっと気がついたらCとSTが「さすがに名古屋につく直前におきた」と言っていた。数分うとうとしただけのつもりだったが、もう名古屋についていたのである。彼らの話によるといびきをかいてねていたそうだから、本当に疲れていたのだろう。それでもまれにみる楽しい会であったのだから問題はない。

 

電車のなかでいろいろしゃべった。

「私は会社に1000万借金があるからね」

「それじゃ大坪さんずっと会社をやめられないわけですね」

「その件についてはコメントしない」

 


注釈

今回西に向うのは:これは2回目の、そしておそらく最後の合コンでの大阪遠征である。一回目の顛末は"Osaka Bay Blues" を参照のこと本文に戻る

 

ナンパにおける8秒理論:(トピック一覧)トピック一覧経由Osaka Bay Bluesの該当部分を読んでもらうと、この妙な理論の詳細が分かる。概略を述べると、「隣に座った女の子に声をかけようと思えば、早く(できれば8秒以内に)話しかける必要がある」という奴である。本文に戻る

 

戦争が起こらない限りその責任を問われることはない:ただし調達実施本部に配属された場合だけは、「やりすぎ」に注意が必要である。戦争は起こらなくても逮捕される可能性はある。本文に戻る

 

チューナ:ここでいうチューナというのは我々が普通想像するラジオやTVのチューナではなくて楽器のチューニングを行うための機械なのである。 本文に戻る

 

ナンパ橋の神様:(トピック一覧)いろいろな神様を勝手に定義している私だが、この部分は自分で書いていても訳が分からない。本文に戻る

 

ケントス:オールディーズで踊れるライブハウス。名古屋に2つ店があって、そのうちの一つでは私の同期の結婚式の2次会が行われた。その際、店のステージでばりばり歌ったことが私の数少ない自慢のネタである。この店が舞台になった男女の交流については、「YZ姉妹」を参照のこと本文に戻る

 

バレンタインデーにチョコレートもらえないのがどんなにわびしいか:(トピック一覧)期待だけに胸をふくらませて2月14日に学校に行って、結局厳しい現実に直面して肩を落として夕陽をあびて寒い帰り道をトボトボと歩く少年の日々の哀惜の物語。トピック一覧経由他の文章の該当部分を参照してもらうともっと詳細な記述がある。本文に戻る

 

私の暗黒大学時代:大学にはいったら女の子の知り合いがたくさんできると信じていたのに学科は男ばかり、はいったサークルは女っけなしの空手サークルという悲惨な大学生活を送った少年の物語。本文に戻る