五郎の 入り口に戻る
日付:2011/7/10
1800円|1080円|950 円|560円|-1800 円|値段別題
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予告編から想像する通りの内容。ストーリは「ありきたり」かつ浅い。何故ジュリア・ロバーツがトム・ハンクスに惚れたかさっぱりわから ないし、二人の恋愛なしでも十分面白い話にできたのではないか。悪い奴は一人もでてこない。こんな綺麗な「世の中」があるものか(一人だ け”職務に忠実な銀行員”がいるが、まあそれは普通だし)
などと悪口言い放題なのに、何故この値段にするか。
主人公の男は良い奴だが、いろいろ行き詰まっている。奥さんと離婚し、財政的に厳しい。そんなある日職場で呼び出しがかかる。優秀社員 の表彰かと行ってみれば
「君は大学でてないからこれ以上出世は無理」
と首を宣告される。
あなたは首を宣告されたことがあるだろうか?自慢じゃないが私はある。今であれば自慢話にできるが私はある。あれはつらい。どんなひど い会社で、頭がいかれた人間から言われたとしてもつらい。そして世の中そうした目にあった事がある人は多かろう。
そんなとき「元気をだせよ。きっと良い事あるよ」とありきたりの言葉をかけられたらどう思うだろう。「お前は自分がそんな目に会ってな いから」と反発を覚えるかもしれない。しかし相手が(もちろん本当にその気持ちはわからないにせよ)心からそう思って言っているとした ら、最後は
「ありがとう」
と言いたくなるのではなかろうか。
この映画はトム・ハンクス脚本、監督、主演とのこと。全く機能してない設定も多いし、キメとなるべき最後のスピーチも良かったとはいえ ない。しかし映画からはトム・ハンクスが真面目にこの映画をつくろうとした事だけは伝わってきた。恋愛云々と短大を除いてみよう。主人公 は長年住んだ家を手放し狭い家に移る。そして安っぽいレストランのコックとしてなんとか食いつないでいるのだ。
であれば、それがありきたりの言葉であっても
「ありがとう」
という気分になるのではないか。
ジュリアロバーツは45歳にしてあの容姿はたいしたものだと思う。昼間からエロ画像ばっかり観ている旦那に
「洗濯板」
とののしられる。その後からやたら胸部を強調した格好ででてくるのはやはり意味があるのでしょうか。脇役の中では、ちょっとエキセント
リックな「スクーター団」の女の子、それに元隣人の黒人夫妻が良い。謎の日系人教授はなんなのだろう、と思って調べれば、、なんとスター
トレックのミスター・カトーだ。
1800円だす価値はないと思うが、観た後悪い気分にはならない。そんな映画。
なんといっても顔ぶれがすごい。ジョディ・フォスター、クリストフ・ヴァルツ、ケイト・ウィンスレットそれにあと一人であるし、監督は なんとかポランスキーだ。
悪くない。悪くないのだが何かが決定的に欠けている気がする。
子供同士のけんかで、片方がけがをした。親同士が集まって表面上はにこやかに話し合う。しかしお互い全く納得していない。
その昔私は
「ジョディ・フォスターだったら、レズと知っていても結婚したい」
とか書いた。すいません。撤回します。この映画にでてくるフォスターはキャラクターにぴったりはまっている。ヒステッリックで自分の考 えの狭さを認識できない中年女性。顔も不必要にとんがってぎすぎすしている。こどもの喧嘩を"Homeland securityへの脅威"とか真顔で言われても。
ケイト・ウィンスレットはそれに比べて多少ましだが、ゲロはやりすぎではなかろうか。元は舞台とのことだが、舞台でもゲロしたのだろう か。
冷静に振る舞っている「敏腕」弁護士のヴァルツも命の次に大事な携帯を壊され捨てられた子犬のようにへたり込む。まあ「おとな」といっ ても子供のようなものだ。観ている間何度も
「とっとと帰れ」
と思うが、帰っては話がなりたたない。最後にはみんなで酒を飲み始める。あくまでも自分を中心に世界をとらえようとする女性達と比べ、 現実世界と相対して、どこか悟りを得ている男性達の姿が印象に残る。
最後のシーンで、この大騒動の「アホらしさ」が示される。それとともになんだかんだと言葉を並べても結局「こども」よりこどもっぽい 「大人」達のいとおしさが。私はニューヨークを舞台にした映画を見るとイライラする人なのだが、ニューヨーカーもまあ馬鹿で子供なわけ だ。
しかし「もう一声」と思ってしまうのは出演者の豪華さ故でもあるか。腹の底から大笑いするシーンもなかったし。(映画館には時々笑い声 が響いていたけどね)
ローワン。悪くないできだよ。全く悪くない。そこで君に次の文章を36,293回書いてほしいんだ。
「お馬鹿映画ほど真面目に作らなくてはならない」
終わった?じゃああと192,383回書いて。いや、君が真面目にやっているのはわかるんだけどね。
観ている最中何度か笑い声を上げたのは確かだ。近くでみていた小学3−4年生の子供達には大満足映画だっただろう。しかし大人を本当に 笑わせるためにはもっともっと真面目にやってくれなくちゃ。
ジョニー・イングリッシュはアフリカでの大統領暗殺を防げなかったため、左遷される。しかしある重大事件の情報提供者が「イングリッ シュにしか話さない」と言ったため、復職する。
「なぜこのドジを指名したのか」結局最後まで明かされることはない。制作者にとってどうでもいいようだ。彼を一人で行かせるのは不安。 というわけでお目付役がつくのだが、これが新人でジョニーと大同小異のドジ。そりゃギャグでみればその方が面白いけど、話の辻褄というも のが。その後もジョニーはドジを繰り返すのだが、不思議なことに事件から外されることはない。
スパイ映画なら大アクションになるところを、素直にドアを開けて悪者を追うとか。おもしろい要素はいくつもある。単発ギャグの羅列集と してみれば悪くないのだが、一本の映画として観た時には、話が無茶苦茶すぎる。Naked gun 21/2だってもっと話の筋がしっかりしていたぞ。
かくして最終的にはこの値段にするわけだ。エンドロールで一つギャグがあったらしいのだが、それを見逃した事を後悔するわけでもない。
途中までは「まあこんなものかな」。しかしクライマックスで「あること」に気がついて「どうだかなあ」と思ってしまった。
この映画の「未来」の描き方には感心した。2020年という設定らしいのだが、アメリカの田舎町には目に見える変化は無い。異なってい るのは携帯電話と格闘ロボット。(ついでに言えばカーナビもだが)「未来」になっても人間の生活はそんなに変化するものじゃない。
ヒュージャックマンはそこそこ駄目男。格闘ロボットで金を稼ごうとあれこれやるがうまく行かない。借金まみれの彼の元に男が訪れる。借 金取りかと思えば、分かれた妻が死去した。ついては子供をどうするか、と聞かれる。引き取る気等毛頭ないが、一夏預かる事にして金をせし める。子供は格闘ロボットのファンで、ジャックマンについてくる。
手始めにノイジーボーイとかいうかつての名機を格安で手に入れるのだが、なんで格安になってたのかは最後までわからない。でもって偶然 拾った古いロボットと「ロッキー」するわけだが、なんでポンコツロボットが強くなったのかもちゃんと説明されるわけじゃない。そういう細 かい事にこだわってはいかん映画なのだろう。
さて、ロッキーだから最後は無敵のチャンピョンと対決だ。そこでジャックマンはボクサーだった過去を生かしロボットを「操作」する。し かしにこにこしながらパンチを振り回すジャックマンを見て
「これはポケモンと同じではないか」
と思ってしまった。ロッキーでは(あたりまえだが)主人公は一人。苦労も、痛みも栄光もその人のものだ。それゆえ観客は感動を覚える。 ところがこの映画で殴られ痛みを感じるのはロボット。人間は声やジェスチャで指示をだし、栄光は独り占め。なんだかアンフェアな気がす る。ポケモンを
「気絶するまで止めるな」
と気分のままに戦わせるトレーナーと同じだ。
かくして「ふーん」という感慨とともに映画はおしまいになる。X-MENじゃないヒュージャックマンはなかなか良い男だなあとは思っ た。あと彼が息子を養父母に引き渡す時
"You deserve more. than me."
という台詞は父親としてはぐっと身につまされたが。
盾に星条旗をあしらった「キャプテン・アメリカ」だからどうしようもない能天気アメリカ万歳ヒーローだろう、と思っていたら「期待外 れ」だった。
主人公はひ弱な青年。何度落とされても兵役を志願するのはナチを殺したいためではない。とにかく悪い奴が許せないから。路地裏でぼこぼ こに殴られてもとにかく立ち上がる。とはいっても女の子の前では「空気」扱い。
この青年の苦闘は悪くない。そして「肉体改造」によって筋骨隆々のヒーローになったあとも中身が変わらないのがうまい。ずっと口は半開 きだし。客観的にはアメリカ軍の一員として「大活躍」なのだが、それを普遍的な「悪に立ち向かう」姿として描いている。持っている武器が 「盾」なのもよい。攻撃兵器ではなく、防御のための道具なのだ。(やたらと投げまくっているがまあそれは気にしない)
敵は「ナチス・ドイツ」ではなく、その中でも独立して狂った「国家」を作ろうとしているヒドラ。だから遠慮なく「殲滅」すればよい。拳 をつくって両手を上げる敬礼が笑える。例によって超兵器もあれこれでてくるのだが、当時実在したテクノロジーをそこはかとなく尊重してい る点も好ましい。最終兵器がレシプロとジェットの混合動力とかね。光線銃とか持っている割には、普通の兵士に普通にやられるのが微笑まし い。
キャプテン・アメリカが率いるのは、黒人、アジア人、フランス人に英国人を加えた政治的に正しいグループ。でもってリーダーは憎しみを 抱きようのない、純真でブルックリン生まれのとっちゃん坊や。アメリカが世界の中で目指す一つの姿はこういうものかもしれん。
トミーリージョーンズは老けたなあ。Queen's
Englishをしゃべりまくるエージェントのお姉さんも悪くないが、あんた前線で銃振り回していていいのか。
長々としたエンドロールの後に、来年夏に公開されるAvengersの予告編が流れる。どうせ何かあるだろう、と思いおしっこを我慢し たかいがあった。はずれもあるが、だんだんアメコミ原作映画のファンになりつつある私には楽しい展開だ。
前評判が悪かったので覚悟して見に行ったが、思ったよりよかった。兄弟作品とも言えるスカイラインとは違う面白さがある。
映画の冒頭ヘリコプターにのった兵士達がびびりながら戦場に向かう。そして兄弟作品と同じく話は24時間前に戻る。
いきなり世界中の海岸に隕石が降り注ぐ。さあ皆さん避難しましょう。アメリカだからさっそく軍隊が出動である。しかしそのブリーフィン グで
「これは隕石ではない。着水前に減速している」
と言われる。海兵隊が出動準備をしている間にも謎の連中がわらわら登場する。
そこからしばらく場面は海兵隊の一部隊を離れない。異星人はほどよい強さ。人間が手も足もでない、というわけではないがあまり勝てる気 もしない。民間人を救出し、とりあえずFOB(前線基地だったか)にたどり着いてみれば。
話の基調は「アメリカ海兵隊万歳!」(空軍は飛行機を飛ばさせてもらえない。海軍は隕石落下地域に軍艦出すほどアホなのか)。第一次大 戦での有名な台詞、
"Retreat ? Hell!"
は誰の心にも残ることだろう。この映画で描かれる海兵隊員たちの戦いぶりは、まさにこの言葉に相応しい。多くを言葉で語らず、ただ仲間 とともにミッションを遂行する。ジョン・ウェインと揶揄されるほど勇敢な行動をとる軍曹の手は震えている。
映画の中でも言われるがアーロン・エッカートが「笑う事のない」軍曹役を好演する。学校を一番で卒業したが、実戦を経験した事のない少 尉との対比がよい。銃を握る女兵士役ならまかせなさい、のミシェル・ロドリゲスも悪くない。おまけに男の子を残して無念の最後を遂げる父 親を出すのは反則である(私にとっては)
そこまでは悪くなかったのだが、そこからハリウッド映画恒例の
になってしまったのはもったいない。別に地球を救わなくても海兵隊魂は十分示せたと思うのだが。(とはいえあまりみた記憶がない「侵略 してきたエイリアン達がすたこら逃げ出すシーン」には笑ってしまった)
見ているうち、現実世界で災害に対して戦う人々の姿が重なるのは避けようが無い。災害はどっかん一発で元通りなんてことはあり得ない。 しかし災害の現場で、日米の軍隊も、人々も文字通り戦っていたのだ、とかなんとか。
この映画は本来春に上映されるはずだった。それを上映することができるほど、この国の人々の心は落ち着いてきたのだなと思う。しかし戦
いはまだまだ続く。