BillとSteve

2005-12-19 08:27


天才ビル・ゲイツがスティーブ・ジョブズのようなカリスマになれない理由

この記事では、ビルとスティーブがそれぞれ大学で行ったスピーチを比較している。

私はJobsを一度だけ間近でみたことがある。Next Worldとかいう誰がいるのかわからないイベントを開いている会場にたまたま立ち寄ったのだ(多分友達とSan Fransisco観光でもしていたのではなかろうか)そこにひげを生やしたJobsがいた。

友達は「サインをもらおうか」と言ったが、私はただ歩き去った。当時の私はあまりJobsが好きではなかったからだ。Nextは一部のマニアの間で熱狂的に支持されていたが、私には何が良いのかわからなかったし。(とはいいつつも、学校であれこれやるときはNextを端末として愛用していた。操作系がmacににた感じで使いやすかったからだ)

当時のJobsがどのような状態にあったか今ではiConを読み知ることができる。彼はまだどん底にいたわけではない。それからさらに状況は悪化し、そして多くの幸運と彼の努力によりPixarは成功、JobsはAppleへの返り咲きを果たす。

最近の彼は眼鏡をかけ、頭ははげあがっている。しかし1984年、Macを紹介したときのJobsよりも最近のJobsの方が格段に良い顔をしていると思う。プレゼンにも余計な飾りが取れ、自信と確信がうかがえる。

未だに自分の伝記が気に入らなければその出版社の本を全てApple Storeから引き上げさせるような性格ではある。しかし彼がたどってきた道を考えるとき、そこから彼は何かを学んだのではなかろうかと思わずにはいられない。

そうであってこそ、Stanfordでのスピーチも深い意味あいを持って聞くことができるわけだ。若いころのハンサムなJobsにはこのスピーチはできなかったに違いない。

一方のビルだが。。いいんじゃない。金儲け上手だし。仕事一生懸命やっているようだし。会社で使うならなんといってもWindowsでしょう。個人では絶対使わないけどね。両方が適度にまざった今の状態、というのは実は結構快適だったりする。