自動車+Google

2006-01-12 09:28



Billの言葉によれば昨今話題を集めるIT関連企業の一位はGoogleで2位はAppleだとか。前世紀に


「このGoogleとかいう検索エンジンは使いやすい。人にも教えてあげたいけど、なんと発音するんだろうか。グーグルだろうかそれともゴーグルだろうか」


と悩みメールを出して質問したのも今は昔である(ちなみにすぐ丁寧な回答が返って来ました。それには「みんなに宣伝してください」ともあった)


でもってこの記事。


CES2006】Google Earthの展望を語り,「家電業界へのお願い」を伝えたGoogle基調講演


最近Googleのやることには何でも深い意味があると思われている。しかしながらどの企業も万能ではないし、後から振り返れば「あれは馬鹿げていた」と思う事だってある。


 写真2と写真3が,無人ロボット・カーにGoogleの技術が搭載されることによってもたらされる未来像であるという。ドライバーはお腹が空けば車のダッシュボード上の「ハンバーガ・ボタン」を押すだけでよい。「ハンバーガ店の場所を知らなくても,ロボット・カーが教えてくれる」(Page氏)。


とはいっても冗談に真面目なリアクションをするほど私もおろかではない、と願いたい。このジョークスライドをネタにあれこれ考えたことを。


今の情報機器は使い難い、ということでスイッチ類を単機能にする、というのは時々見られるアプローチだ。しかしここで問題になるのは


「人間って結構わがまま」


ということである。ハンバーガスイッチを押せば教えてくれる。ところが寿司が食べたいというやつもいれば、そばとか言っているやつもいる。


ではメニュー項目を増やすか。その途端に階層がでてきて時間がかかる。50音(英語ではアルファベット)入力も車の中では苦痛だし(キーボードないし)では音声入力だあ、と短絡的にさわぐ人間は一度ユビキタスホームに住んでみるとよい。(参照:http://gonzaref.sblo.jp/article/136975.html


というわけで結局どうどうめぐりの議論になる。ある人は


「座っただけで”好み”のメニューがでてくる」


などと気軽に語ってくれるが果たして「好みのメニュー」なんぞ存在するのだろうか?というかこれだけ「好みのメニュー」について研究している人はいるが、それが存在することを証明できた人間は(私が知っている限り)いない。


というわけでGoogle様は確かにハンバーガーショップの場所と経路を教えてくれるかもしれない。しかしインタフェースの問題は以前として残るのであった。




話かわってこのGoogle Earth in Vehicleは結構使えるかなあ。。使えないかなあ。。衛星写真を使ったナビゲーションが見やすいのか否かはちょっと使って見ないと解らない。


現時点での「憶測」としては「見たい要素を強調して情報量を減らしたほうがいいのではないか」だけど、これが正しいという確証はない。ここでも問題は


「見たい要素って人によって千差万別」


なのではないか、ということだ。