カンブリア紀の飛行機たち

2006-01-10 07:50



世界の仰天機―常識を打ち破る偉大なコンセプトという本を眺めている。


なぜ「眺めている」で「読んでいる」ではないかといえば、あまりにも文章が下手だからだ。頭の中にある「知識」をとにかくぶちまけよう、という意図だけで書かれており、まともに読めたものではない。誰からプロのライターにRewriteしてもらえないだろうか。


しかし掲載されている飛行機の図面は面白い。どんな製品でも生まれてしばらくの間は実にさまざまな形態が生まれる。パソコンだっていろいろなOSがあったし、テープドライブを搭載したもの、キーがとても押し辛いもの、いろいろなものがあった。


ところが有る程度業界が落ち着いてくると、形態もいくつかの形に収斂してくる。使うほうにとってはその方が安心なのだが、野次馬にとってはいろいろな形が有るほうが面白い。


航空機もこの本のころ、あるいはそれ以前にはいろいろ無茶な計画があったが、現在実際に飛ぶものはだいたい固まってきてしまった。


人によってはどの業界でも、「形態の大爆発」を起こしているフェーズが面白い、という人もいるだろう。現にそうしたポリシーで分野をどんどん動いていく研究者もいるようだし。


考えてみれば携帯電話も少し前まではいろいろなものがあったなあ。。コンパクト型の入力キーボードとか。