Windowsがあたらしくなるよー。

2006-01-07 07:31



Windows Vistaを見ているとこの記事を思い出す。


ソウル(魂)のあるもの作り


Microsoft Researchがとても真面目に研究をしているのは知っている。(昨日も書いたか)しかしWindows Vistaの機能を見ていても、少しも楽しくなったりわくわくしたりはしない。ただ


「そうか。そのうちこれを使うのだな」


とぼんやり考えるだけだ。


最近の会社はMicrosoftに税金を払うことが義務化されている。彼らがOSをアップグレードすればそれに従って税金を払う。Officeも必須だから税金を払う。でも個人で使いたいとは絶対に思わない。



マイクロソフトのカルチャーは、ビル・ゲイツそのままで、その一番の目標は「勝つ」ことにある。マイクロソフトにとって、「良いものを作る」のはそれ自体が目的ではなく、「市場で勝つ」ための手段である。(中略)マイクロソフトはOSとブラウザーの両方の市場を制覇したわけで、「勝ち負け」という評価基準で考えれば、どちらもプロジェクトとして大成功である。



彼らの目的は「金をもうけること」であり(これは悪いと言っているのではない。企業は金をもうけなくては存在し得ない)他の事はあくまでもその手段である。だからNetscapeを打ち負かした後はIEはさっぱりアップデートされない。それはビジネスという観点からは実に正しい。


そして税を徴収する役人に何か新しいことを期待する人間はいない。巻き上げた税金を正しく使ってよりよい社会を作ってください、とぼんやり言うだけだ。Windowsは社会的インフラなのだから、穴が開いていたり、時々停電したりするのでは困る。別に下水道を見て感動しようとは思わないからさ。


そして個人としての私は数日後に迫ったMac World Expo @ San Fransiscoを心待ちにしている。今年は何がでるのだろう。Steveは何を見せてくれるのだろう。