2006-04-19 16:05
PC Watchの記事「ソニーのCore Duo搭載“ボードPC”
「VAIO type L」レビュー」から。。
ただ、1つだけ気になることを挙げるとすれば、25万円という価格だ。OSが異なるので直接比較はできないが、同じようにデザイン性をアピールしている iMacのWSXGA+の20型モデルが、Intel Core Duo 2GHz、ATI Radeon X1600、250GBのHDDを搭載して21万円前後ということを考えると、やや“お高い”かな、という感はしなくもない。iMacにはOffice 2003がバンドルされていないので、その分が2万円程度だと考えても、やはりやや割高感がある。
CPUが同じになったことでこういう比較ができるようになったのは面白いことだ。その昔Macといえばとにかく高かったものだが。いまや「愛するソニー製品」とはいえ、Macのほうが「割安感」があるというのだから。
でもってデザインだが。。
しかし、透明フレームなどのユニークさや、シルバーをベースにした他に例をみないデザインは、デザインを重視するユーザーにとってはそれだけで十分な付加価値があると言えるだろう。
好みの問題を超越したとしても、iMacと比べたとき、このVaio-Lの側面、背面の醜さはどうしたことだろうか。いや、それで安いのならば「デザインに金はかけない」ということで割り切れるのだが、醜いPCのほうが高いのだ(TV機能がついているから、とか細かいことは気にしない)いや、もちろんカバーで隠してはいるよ。いるけどさ。
この歴然たるデザインの差と価格の競争力。それにBoot Campを合わせ考えると「StylishなWindows MachineとしてのMac」が一定の支持を得たとしても驚くにはあたらないような気がする。例えばこういうことだ。仮に私が店舗を構えるとする。経理やお金の処理に必要はソフトはWindows版しかない。(よくは知らんが多くの場合そうだろう)
そのときVAIO-Lを選ぶかそれともiMacを選ぶか?
2006-04-11 14:43
紋切り型というのは人間の多様性を無視して、「代表値」を押し付ける行為だから嫌いだ。
そして
メディアとは発見である
より
メディアとは発見である。
知らなかった事を発見できるという経験を提供するのを核に
するべきだとあらためて思う。視聴者に、あなたはそのままで
いいですよ!という「居心地」しか提供していないものは、それ
だけのものだ。と思う。
使用履歴から「嗜好を抽出」して情報を推薦するようなシステムの多くは「あなたはそのままでいいですよ!」という居心地しか提供していない。いつも見ている番組を見続けるのが幸せな人生なのか?
おじゃる丸やピタゴラスイッチという味わい深い番組がNHK教育で放映されていることを知ることこそが面白い。そういうシステムを作りたいし、Goromi-TVは確かにその目的に(少しは)役に立つ、、、と作成者は信じたいと願っている(この回りくどい表現はなんとかならぬものか)
2006-04-11 09:00
PC Watchより
“世界一美しいロボット”という、自信に満ちたキャッチフレーズとともに公開されたデモンストレーションはいわゆる“歩行”と“方向転換”のモーション。だが「FT」が行なう動きは、腰を使ってお尻を振るような“モデルウォーク”、そしてメリハリの利いた“ターン”と表現したくなるものだった。
えーっと目指すところには共感するし、抜けていた視点だと思う。そしてよーく考えればこのキャッチフレーズも嘘ではないかもしれない。
しかし動画を落としてみてやはり失望しました。そうか、、世界一美しくても今はこの程度なのだな、、と。ああやって重心をとっているわけね、、という裏の苦労が丸見えになってしまう。
モデルの人にインタビューをしたことがある。モデルがとっている姿勢というのはとても体に悪いものだと。でもってあまり長くやっていると体を壊すこともあるんだそうな。
というぐらいにモデルの人たちは裏で努力をしているのだが、それを表には見せない。しかしこのロボットでは。。。
2006-04-03 08:12
Nikkei Netより
マルハグループ本社は4月、社内ベンチャー制度を導入する。支援規模は最大5億円で、水産などグループで展開している以外の事業も積極的に受け付ける。「社員が独創性に欠ける」といった危機感が経営陣の間で高まっているといい、新たな社内風土形成へ新制度を役立てる。
私サラリーマン生活20周年を向かえたわけですが、こういう類の「うちの社員には独創性がない。だから独創的な提案を歓迎する」という御触れには何度も遭遇しているわけです。
でもってとりあえずこう問いたい
「その独創性に欠ける社員を作り出したのは誰なのか」
常識的に考えれば、社風を作り出したのは経営者なわけです。だから「経営者」って言うんでしょ。
つまり私の経験によれば
「社員に独創性が欠けると嘆き、もっと独創的な提案を出せ、と言う人間ほど社員の独創性を抑圧している」
という図柄が成り立つことが多い、というか経験した範囲では全ての場合に当てはまるわけです。
しかしながらそうした「経営者」はこの図柄を決して自覚はしない。自分はこんなに一生懸命やっているのに、社員どもの独創性の無さといったら、、と嘆き続ける。
同じことは「社訓」の類にも言え、「お役所、もしくはお役所企業ほど”造反の薦め”を奨励することが多い」という経験則もあります。
この二つの経験則に共通するのはここで「要求」されている「独創性」ならびに「造反」を文字通りの意味に受け取るのは愚か者のすることで
「会社ならびに経営者が理解でき、かつ許容できる範囲の独創性、及び造反」と読まなければならない。従って会社、ならびに経営者が世間的な常識から遥か離れたところに存在している人たちだとすれば、「常識的に考えてみれば馬鹿げているが、彼らが理解できる内容」を提案するのが良いでしょう。
「若い人の自由な発想」を生かして例えばGoogle辺りで新規ビジネスになりそうな提案をしたってほとんどの場合無駄です。
今日から新社会人という人も多いでしょう。万が一「新社会人」がこのエントリーを読んでいたら、この内容を心に留めておいてください。