Webアプリケーション v.s. ローカルのアプリケーション

2007-04-25 00:00



言葉が適当かどうかわからぬし、きっとこの話題についてはもっと深い議論がなされているのだと思うけど、まずは書いてみる。


Web上のアプリケーションを使うことが増えた。昔はPC上の「えきすぱーと」など使ったものだが、最近は「駅前探索」とか「Googleトランシット」とかを使う。この方が値段表だのダイヤの改定にはるかに機敏に対応できる。


メールも最近はだんだんGMailを主体にするようになってきた。いや、GMailといっても私が作ったローカルアプリじゃないですよ、、って誰も勘違いしないですかそうですか。


Google Docs & SpreadSheetがグラフ作成にも対応したので、どうやらAppleworksの表計算機能もお蔵入りになるかもしれない。IntelMacへの移行で、それだけが気がかりだったのだが。


ブックマークははてなを愛用している。他の人と情報共有ができるのがメリットの一つ。もう一つは家と会社でデータを共用できること。会社でくわしく見るのがはばかられるようなページもブックマークだけしておいて家で読めばいいのだ。


かくして、出張に個人のマシンではなく、会社のマシンを持っていっても、なんとかなるようになってきた。メールチェック、サイト更新、2chチェックなど問題なくできる。


ではすべてWebアプリケーションに移行で、Google OS万歳!となるのか、といえばいくつか個人的に気になっている事柄はある。それについて以下記述する。


(その1)


問題はこうした豊富で質の高い情報データベースを、優秀なサービスで処理/分析/整理してユーザーに閲覧させた、その後の話。オフラインで情報を利用する手段が、あまり考慮されていないことだ。

本田雅一の「週刊モバイル通信」本田雅一の「週刊モバイル通信」


↑の文章の最後、に「マイクロソフト云々」とあるのは同意しかねるが、現実にこれは問題だと思っている。個人的に携帯電話の馬鹿高い接続料を払う気は毛頭ないし、無線Lanのためにお金を払う気もない。Always connectedでないとすれば、ローカルでどうすればいいのか?


(その2)


どうもサイト上で文章を書いていると、じっくり読み返したり校正したりしないで文章を公開してしまう傾向があるように思う。後で読み返すととんでもなく冗漫だったりして冷や汗を書く。


GMail上で書くメールも同様だ。これはその昔「接続時間に応じた料金がかかります」のパソコン通信時代が長かった年寄りの習性かもしれないが。。


しかしこれは(その1)の問題とも関連しているように思える。いまやノートPCを持ち運べば、どこでも自分だけの環境が出現する。しかしネットワーク接続はそうはいかない。どこでも自由にじっくりと、とはいかないのだ。


(その3)


いくらJavaScriptがどうの、Flashがどうの、Apolloがどうの、といったところでローカルアプリの動作速度には簡単には勝てない。メールやブログ書き、のんびりとした表計算なら問題はないかもしれないが、そうでない用途もあると思っている。


というか


「きびきび動きわらわら表示する」ことはユーザにとってとても重要なことではないかと考えているのだ。


それは何のことだ、と問われれば、以下のページを見てください、と答える。


https://otsubo.info/contents/JavaDiary/javadiary-gards.html


このアプリケーションから、動作速度を取り上げてしまったら何が起こるか?いや、実際Mac上ではこれほど早く動かないんですが、、、実につまらんのですよ、これが。


さて、ここで問題です。どうすればよいでしょう?と問題だけ投げ出したところで以下次号。