Android携帯の動画をみて考えること
2008-09-26 00:00
Android搭載のHTC T-Mobile G1が発表されたばかり。そのAndroidについて詳しく解説したデモビデオがこれだ。iPhoneと比較してみよう。シンキング、ロック、Gmailサポート、ストリートビュー、何でもありだ。キミの知りたいことはほとんど分るはず・・・
TechCrunch Japanese アーカイブ » [CG]このグーグルAndroidデモビデオは必見だ
この動画を見ていると、考えることはいくつもある。プロダクトデザインに全く配慮しないとここまで「普通の携帯」に見えるのだな、とかなんとか。しかし一番感じたのは次のことだ
しかし忘れてはいけない。つまるところこれは、Android対iPhoneという話ではない。ウェブフォン対「非スマートフォン」なのだ。様々な機能、特にウェブ閲覧とメールに関してiPhoneに対抗しようとするだけでも、モバイル市場が再定義されるきっかけになる。
TechCrunch Japanese アーカイブ » Androidを使ってみた:iPhoneではない。が、かなり近い
Androidの紹介動画の中では音声通話がでてこない。これは徹底的に
「Googleが提供しているサービスをPCの前に座っているとき「以外」に使うためのデバイス」
なのだ。
日本ではそんなことあたりまえだ、、、と誰かは言うだろう。しかしGoogleが提供しているサービスと、日本のケータイサイトが提供しているサービスを同列あるいは日本のサービスを上位に語る、、、人もいるんだろうねえ。日本ケータイ小説大賞を見ていると、そこには「独自の文化」があることを感じる。
もうひとつ気がついたこと。iPhoneが提供しているサービスの多くの部分が、Googleあるいは他のwebサービスに依存している、ということを改めて感じた。そうしている限り、たとえばAppleはAndroid携帯上のGoogle MapがiPhone上のそれよりも多機能であるのを指をくわえて眺めているしかない。
元となるWebサービス、それへのインタフェースたる端末、それら両方を高いレベルで提供しない限り勝者にはなれない。。いや、もちろん両方とも(見方によっては)低いレベルであっても数で圧倒すれば勝ちだ、という考え方もあるだろうけどね。
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ちなみにiPhoneが日本(あるいはアジア)で苦戦しているという報道をよく目にするようになった。予想された販売台数と、実際のそれがどの程度乖離しているのか私にはわからないから、その認識が正しいかどうかはわからない。
ただ使っていて「あ、iPhoneだ。いいなあ」と言われる頻度が非常に高いことも確かだ。ということはおそらく「興味はあるが様々な理由で手が出ない」人が多いのではないかと思う。そう考えると、Softbankがやっている
「パケット代の入り口だけ下げて、敷居が低くなったように見せる」
とか
「企業向けに無料で貸し出す」
というのは正しい売り方なのだろうな。