米国の副大統領になろうとすること
2008-10-03 00:00
なぜか今回は大統領候補のディベートより注目を集めている副大統領候補のディベートまであと3時間弱。
いつも思うことだが、米国の大統領というのは、実質的に「世界に影響を及ぼす大統領」でもある。そして副大統領は、大統領に万一のことがあればその大統領になる人間である。
したがって中東から、パキスタンから、北朝鮮から、ベネズエラからグルジア(英語で聞くとジョージアだが)から何を聞かれてもそれなりの答えをしなくてはならない。ついこないだまで、アラスカのことだけに集中していればよかった立場から数週間でディベートまでさせられる、というのは実に大変だろう。子供の世話もあるしね。
ここ数日ペイリンは缶詰になって特訓を受けていたとのことだが、それでもカバーできないエリアというのは絶対に存在するだろう。そこを突かれたときの受け答えの仕方というのもきっと習っているのだろうか。困ったときには原則論かな。
「話し合いを通じて平和的な解決を目指すことが望ましいと考えます」
とか。あるいはミス・アメリカを扱った映画デンジャラス・ビューティーのように
なんでもWorld Peaceでごまかすことか。いや、日本の政治屋はこれでよくても米国の副大統領候補はこれではすまないような気がする。
さて、結果に注目である。そういえば日本の総理も変わったんだっけ?