素晴らしいOSまでカバーできない携帯情報機器メーカに新しいUser Experienceを演出する資格はない
2009-01-09 13:10
と断言する。
プレゼンテーションの印象としては、あえて語弊のあるいいかたをすれば「正しい iPhone OS」。あるいはAndroidのタスク管理や拡張性とiPhone OS X滑らかなUIを併せ持つ「未来のモバイルOSデモ」のようにすらみえます。事前情報が少なかったことによる驚きを差し引いても、iPhoneのOS XやAndroidの登場した激戦区にいまから投入されるにふさわしい強力なプレーヤーがいきなり出現したといえる発表です。
【速報:Palm、新プラットフォームPalm Web OS、新スマートフォン Palm Preを発表 - Engadget Japaneseより引用】
特にこの製品を、前日発表された
”ポケットにはいるPC"
SonyのVAIO Type-Pと比べればその差は明白である。結局Vistaマシンなんでしょ?それが何?
VistaやWindowsMobileにいくら皮をかぶせても、Flashでいくらがんばろうとも、iPhone OS, Palm Web OS,そしてAndroidには手も足も出ない。
しかし今度のPalm OSには正直驚いた。正しいiPhone OSという表現には半分同意し、半分は”まだわからない”と思っている。iPhoneOSが分かっていながらあえて切り捨てた部分を、Palmは独自の判断で追加している。それがどのような結果をもたらすのかはもう少し慎重に見守りたいと思う。
しかしなんですね。世界で一番儲けているソフト会社の”技術力”も方なしだ。Appleならまだしも、誰もが”まだあったの?”と思っているようなPalmにまでやられるとは。
今頃Windows Mobileのチームには戦慄が走っていたりするのだろうか。
もちろん日本のケータイメーカーは何も起こらなかったかのように日々の業務を継続するのであった。とはさすがにならないか。。これまでは"iPhoneみたいな”だったけど、これからは"iPhoneやPalmに負けないものを作れ!”になるわけだ。そしてだんだん”負けてはいけない製品”の数が増えていく。
PalmだったらAppleと違ってOSライセンスしてくれる可能性も高いから、素直にライセンスを乞うてはいかがでしょうか。もちろん自前でこれより良いOS作れる自信があれば別だけど。