人間の興味とは静的なものなのか?

2009-02-27 07:08

というわけでしつこくぐにゅナビである。しかし今日書きたいことは、ぐにゅナビに限ったことではない。

人間の興味に応じて情報を提示、とは耳にタコができるほど聞かされたフレーズだ。

問題は

はたして人間の興味とは静的なものなのか?

という点だ。

答えは

対象に依存する。

というもの。たとえばどうしても吉野家の牛丼が食べたい時には、最寄りの吉野家の位置をすぐに表示してもらいたい。これは精度で測れる話であり、なぜ測れるかといえば人間の興味が固定されているからだ。

しかし

漠然とお昼に何を食べようかな、と思っている時、あるいは”何か面白いビデオないかな”と思っている時人間の興味は動的に変わっていく。(これは実験の結果から明らかだ)実にぴょんぴょん跳ね回る。このビデオを見てほしい。

漠然と”お昼に何を食べようかな”と思っている時の人間の興味はこのインタフェースくらい動的にあちこち移動する。

であれば、インタフェースもこのように動的であるべきだと考えるのだ。ぐにゅナビはこれに比較すればどうしようもなく静的である。キーワード追加などという面倒なことをせず

”何か違ったもの”

くらいのあいまいな意図でも受け付けるようにしなければならないのだ。

過去において技術的な制約からインタフェースが静的なものにならざるを得なかったのはわかる。しかし現在CPUパワーは有り余っているのだ。

なのになぜ興味が動的に変化すると思われる場合でも、静的なインタフェースばかりが生み出されるのか?