職場の人間関係を良好にするために

2009-03-30 07:07

一番大事なのは”宴会”である、という信念を持っている人がいる。

前に勤めていた会社がその典型例だった。とにかく宴会をやり、一緒に夕飯を食べることが人間関係を良好にするため必要だ。それに出席しない人間は非難されるし、管理職になれば自分から部下を誘うことが”期待”される。

以前からそうした信仰には疑いを抱いている。確かに宴会という場でしか離せない本音もあるだろう。しかし会社生活のほとんどは宴会ではない。その”本業”を放置して宴会三昧もないものだろう。(これは特に前勤めていた会社にいえることだが)

そんなことを考えている時こんな文章を見つける。

時間を奪われて、拘束されるのは、仕事である以上、しかたない。ならば、どうやってその時間を楽しく過ごせるかが勝負だ。楽しければ、人のモチベーションは必然的に上がる。ではなにを楽しみとすべきなのか。そりゃ仕事だろー、仕事しに来てんだから。

(中略)

こうした作業を俺は地道に繰り返した。あいかわらずプライベートの会話なんかはしない(まったくしないわけじゃないけど、喜んでするわけでもない)。俺は仕事のためにここにいる、という一点は崩さない。実際、別にだれと親しくなりたいわけでもないからだ。

 現在でも俺はこのやりかたを貫いている。それで、なんとか回っている。飲み会とかいっさいやってない。

http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20090328/1238247995

今改めてこの文章を読み返すと、宴会至上主義を信仰している人たちには共通点があることに気が付く。仕事を意義あるものにし、それにより喜びを感じてもらうための努力を無視している点だ。それが基本線であり、そのためのノミニケーションは大いに有効と思うのだが、基本線なしで宴会ばかり繰り返されてもねえ。

というわけで近日中に前の会社での飲み会に誘われたりしているのだが、ウーロン茶を注文しよう。金払って悪酔いするのはいやだ。