WBCという大会で

2009-03-26 06:56

イチローが活躍したらしい。こういうことが起こると、さっそくこういう記事が出る。

イチローの言葉に見る人生のヒント5選 多くの人たちが見入ったWBC決勝戦。日本の優勝の立役者は、やはり最後の最後に活躍を見せてくれたイチロー!と言っても過言ではないでしょう。WBC優勝にあやかって、イチロー語録から人生のヒントを見出せそうな言葉5選をピックアップしました。

http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0903/25/news050.html

何か一つの分野で傑出したことをした人は、他の分野にもあてはまる知恵を持っているに違いない。

こういう思い込みは私の中にも根強い。

しかし特にプロ野球選手の言葉はこうした思い込みを打ち砕くのに役立ってくれる。たとえば横浜に佐々木という投手がいた。10年ほど前横浜が優勝した時、彼の活躍はすごかった。

しかしそのあとの言動を見ているうち”ああ、この日とはピッチャーとして優秀なだけなのだな”ということを感じることが多くなった。その佐々木に言わせるとイチローは”本当に野球小僧”tのこと。

過剰に”何かを学ぼう”などと考えるには私は年をとりすぎたのだと思う。

もう少し客観的な証拠をあげれば、名選手が名監督になるわけではない、というよく知られた事実がある。日本のプロ野球では名選手を監督にするのが好きだし、それで観客動員できたりするのだが実績は伴わない。

いいかげんこうした”ここから何かを学べるはずだ”からは距離を置きたい年頃である。