最後にはvi

2009-05-07 08:10

私がviを初めて使ったのは大学4年生の時だ。それまで使っていたCP/MからMS-DOSに環境が移行し、指導してもらっていた先輩に

"これを使え"

と言われた。最初は結構手間取ったが、あれこれやっているうちに問題なく使えるようになったと記憶している。


それから月日は流れ幾星霜。しばらーくコンピュータとは無縁の生活を送っていたが、ひょんなことからSilicon GraphicsのWS上であれこれ作るようになった。最初はEmacsだかMuleだかを使っていたがそのうち

"メモリが足りない"

と文句を言われるようになった。しょうがないねえ。じゃあおじさんはviを使いましょうか。

それまでにviの問題が強烈な"モード指向"にあるということは、何かの本で読んで学んでいた。だからunixに触る機会があっても、できるかぎりEmacsを使っていたのだが、メモリが足りないといわれては仕方がない。

それからまた長ーいブランクに入るのだが、未だに時々viを使っている。というかLinuxの上で何かしていて

"ちょっと設定変えて"

と言われた時に他の方法を知らないのだ。

ということは

未だにLinuxだのUnixだの触る人にとってviというのは必修科目なのだろうか。いや、もうあれから何十年もたっているから、もっと素晴らしい"標準エディタ"が存在していると思うのだけど。