検索とはインタラクティブな"過程"であることを示すコメント
2009-06-02 07:13
「これはWolfram|Alphaが目指していることではないかもしれないが、GoogleとWikipediaに慣れた人々は、何らかの答えを得ることを期待していると思う。そうした人々には、たとえ質問が対象範囲から外れていても、必ず何らかの答えを与えるべきだと思う
via: 新検索エンジン「Wolfram|Alpha」--ユーザーの声から明らかになった課題:スペシャルレポート - CNET Japan
間違っていても何か返す。これはインタラクションシステムにおいてとても重要なことだ。
コンピュータに初めて触った人、あるいはプログラミングをした人はその
"融通のきかさな"
に驚く。一文字くらいなんだというんだ。全角半角がどうしたというんだ。それくらい適当に解釈してくれよ、と。
しかしコンピュータの上で人に使ってもらうものを作る側からすれば、そんなことはとてもできない。かくして
syntax error
というメッセージをたくさんみることになるわけだ(年がばれるな)
しかしここ20年で急速にメジャーになった"検索"という行為はこうした"入力が正確じゃないと答えを返さないよ"という枠組みから大きく外れている。とにかく何か返す。それをみて使い手がまた考える。
こうした極めてインタラクティブな"過程"であるように思うのだ。
これは結構大きなパラダイムシフトであったように思うのだが、あまりそういう観点から書かれた文章を読んだことがないな、、、って私が知らないだけですか。そうですか。