"見ただけで使えるようでなくてはならない"と脊髄反射的に言う奴って馬鹿なの?死ぬの?

2009-06-10 07:17

というわけで、恒例の"人の注目を集めたくて過激な言葉を使ってみたけど、すぐ怖くなって反省する"コーナーです。

とはいえ、タイトルの書いたことは常日頃考えることであるのは事実。

別にノーマンの本に掲載されていた"異常に複雑な操作の音楽プレーヤー(だったかな)"の擁護をしようというわけじゃない。

しかしだ

日常をぐるっと見回してみただけでもこれくらい"見ただけでは絶対に使えない"機器というのはあふれており、しかもそれにはそれなりの理由があるように思うのだ。

特に某自動車会社のデザイナーがタイトルの言葉を言い放った、と聞いた時私の血液は沸騰しそうになった。そもそも自動車は、、いや、相当長期にわたって燃料タンクの表示がFとEだった、などというのは別次元の問題でだな。



こう考えると



"使いやすさ"という言葉はいろいろな文脈で取らえるべき言葉であるように思う。きっと世の中にはそこらへんについてちゃんと考察した文章やらなにやらあると思うのだが、私知りません。誰か教えてください。

これは以前働いていた会社の親会社のデザイナーさんたちが言っていたことの受け売りなのだが、世の中には、ちょっとみただけでは使い方がわからず、少し習っただけではなんともならないが長期にわたる練習と、才能が組み合わさったときとんでもない力を見せる機器というのが存在しているように思うのだ。

先ほどあげた自動車やら自転車やら楽器というのはその類。自分で何を言っているかわからないまま書くのだが、あるいはプログラミング言語なんてのもその類かもしれない。"見ただけで使える"幻想を与える自然言語に近い言語はいくら作られても普及せず、達人のプログラムというのは私なんぞが書くものとは隔絶した世界に存在する。

そう考えると(さらに意味のわからない妄想は加速するが)

ちょっと見ただけではわからないレバーやらボタンやらついている座席+PCで使い方をマスターすれば驚異的な効率でWeb情報をかき集められるブラウザー

つまらないですね。はいすいません。いや、CUIを極めたブラウザーってどこかにないのかな。コマンド体系はviなみに非人間的だが、修得すれば狂ったような速度で情報をブラウズできるとか。

なんでこんなことを言い出したかというと、昨日この動画をみたからなんだけどね。

いや、こんな非人間的な曲を作る方も演奏する方もどうかしている、としかいいようがないのだが、その結果は見事で美しい音楽。