工学系の集まりで心理学の人が講演をすると

2009-07-07 06:03

なぜあれほど

"上から目線"

でしゃべり、高慢に聞こえるのだろう。

もちろん"哀れな素人ども"に教えをたれるのであるからして、どこかそういう雰囲気が混ざるのは理解できないことではない。

しかし仮に

"心理学者が実験器具を作るときのちょっとしたコツ"

とか題して工学系の人がしゃべったとしてもあれほど嫌みには聞こえないと思うのだ。(想像だけどね)

またG.M.ワインバーグはこう書いている。

アカデミックな心理学は、あらゆる時代を通じて、もっとも傲慢な職業であるという可能性が高い。すでに第一章で、われわれはアカデミックな心理学の中心的ドグマにお目にかかった。それは"どんな問題にも一つただ一つの正解があり、心理学者はそれを知っている"というものであった。

スーパーエンジニアへの道P70

想像するのは、心理学という学問はそもそも学問なのかという点について議論が絶えない分野であるらしい。ハニバル・レクターは心理学を学問と見なしていない。

思うに心理学者の態度が傲慢に見えるのは、彼らに自分たちを笑い飛ばす心のゆとりというものがないからではなかろうか。いるでしょ?他人を見下す事でしか自尊心を保てないタイプの人間って。

いや、もちろん私は心理学者でもないし心理学について何もしらないから言ってることは正しい訳がないですよ。ははは。

しかしねえ。彼らの講演を聞く度いつも一つの言葉が頭を駆け巡るんですよ。

研究補償説 または 専攻分野反転の法則