AndroidとChrome OSとiPhone

2009-08-05 06:48

それらの行く手がどのようになるのだろうか、と考えることがある。(考えている人は多いのだろうけど)

数年前に比べ、クラウドを使うことが圧倒的に多くなったと感じる。メールはいまやGmailにすべてお任せだし、日記もGoogle App Engine上でつけている。Goromi-TVもFlash+Google App EngineのGoromi-Tubeに変わろうとしている。

2chを読むのはPCよりもiPhoneのほうが多く、青空文庫も同様だ(これはあまりクラウドではないか?)

そう考えるとChrome OSには意味があるような気もするし、今までのThin Clientが辿ってきたように"やっぱりこれができないとね"がつみかさなり普及しないのかもしれない。こればかりは物を見ないとわからない。

さて、問題はAndroidである。Chrome OSとAndroidが分かれていることに意味があるのかないのか。昨日相反する二つの予想を読んだ。

そもそも、「Googleがモバイルプラットフォーム」を発表する、と聞いた時には、「ついに超高速・超小型のJavascriptエンジンの開発に成功したか」と過大な期待を抱いてしまった私にとって、JavaVMもどきのAndroidははっきり言って期待はずれの拍子抜け。明らかにGoogleの「ウェブアプリケーション中心」というの基本路線から外れており、せっかくAndroid向けのアプリを作った開発者がGoogleに途中ではしごを外されて途方にくれる可能性は大きいと私は見ている。

via: Life is beautiful: GoogleのAndroid向けのアプリビジネスはなぜ魅力的ではないか?

Google Androidは、世界中の多くのメーカーにiPhoneの対抗馬を安価に開発できるようにする技術であり、やはり手の中のHTML5革命を広げる担い手である。

via: nobilog2: 「HTML 5 > Web 2.0」の声かけ確認でITガラパゴス化を防ごう!

このどちらが正しいのかはわからない。今のところOSのSex appealという点においてAndroidはiPhone OS X, Palm PreのOSに遠く及ばない。Open で無償というメリットだけで存続していることができるのか、あるいはどっかのOpen Docみたいに

"ソース公開してあるから後はみんなで好きにして"

となるのか。

昨日HTML5について少し調べた。もうあれですよ。Google先生に権利関係フリーの動画フォーマット+コーデック作ってもらってそれで何でも配信しませんか?いや、そうするとGoromi-Tubeを移植するのが楽になるからなんだけどね。

例によって未来は誰にもわからない。その間私はちょこちょこ何かを作っていくことにしよう。