映画評:G.I.ジョー

2009-08-25 06:54

秋眠暁を覚えず。というわけで本家から転載

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(注意!以下のあらすじにはネタバレが含まれています!)

G.I.ジョーというすごい兵隊さんたちはあちこちで悪い奴らと闘いました。とりあえず話はおさまりましたが、続編 を作るのに十分な" 歯切れの悪さ"は残してあります。

いや、夏休み用お子様向け映画ということは知っていたのだよ。でもそう思って見に行って"意外な満足感"を感じた事も何度かあったし、 もしかしたらと思ったのだが。

残念ながら"思った通り"の映画だった。なぜこんなに次から次へと超兵器がでてくるのかちょっと首をひねったが、キャラクター商品を量 産するためなのだな。もうおぼえちゃいないが、でてこなかったのは宇宙だけで、そのかわりに水中の闘いが入ります。

どっかで見た人の偽物のような人がうじゃうじゃでてくる。偽エディーマーフィーとか偽キアヌとか(これは言い過ぎか)偽新庄(元野球の 人)がいると思ったら韓国のスターなのね。

主人公の元彼女の人は何故か悪い奴らと一緒。その因縁を延々描くのだが、おこちゃま向けには無用に長過ぎませんかねえ。ちなみにこの元 彼女、ブロンド善人だったときより黒髪で悪い事してるときの方がかわいいのだが、そう思うのは私だけか?偽新庄とある良い者の因縁も無用に語られるが、こ ちらにはよくある

"勘違い日本"

がでてくる。その光景は私のような珍スポットマニアにとっては

"これがどこにあるか今すぐ教えろ"

と叫びたくなるようなものだ。

なんだかんだあった後、どうでもいいオチと続編にたっぷりの未練を残して映画は終わる。(原題を読んでみよう)しかしこの内容で2時間 の映画にするのはいかがなものか。いらんところすっぱすっぱと切って90分くらいにした方がが私にもおこちゃま達にもいい経験になったと思うのだが。

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トランスフォーマーと合わせてみるにつけ、米国流安っぽい美女というものの型が見える気がする。

長髪。ぎーっとなった目、すらりとしてかつ適度に微分係数があるボディライン。

この映画にはそんな女性が二人出てくる。なかなか目の保養にはなるがやっぱり長いなあ。