だから問題はインタフェースだとあれほど

2009-10-06 07:50

言ったのにー!(誰も聞いていません)

というわけで東芝が愉快なTVを発表した。

CELLをめいっぱい使い、B-CASは6枚さし。地デジも瞬時に選局できる高性能さだ。

問題はインタフェース。

tos31.jpg

動いているところは↓

4分8秒から。

これだけCPUパワーを使ってよくもこうもつまらないインタフェースを考えつくもんだ。

まず基本的にPCのインタフェースで考えている。画面上のあんな細かい文字を観て選択しよう等と考えるのは、PCの発想だ。細かいこたぁどうでもいいんだよ。どんどん動画みせろよ。

また4方向に検索を並べているようだが、そもそもTVの前の視聴者は方向なんか考えないんだって。今出ている物が気に入るか気に入らないか、その二つしかない。その相手にこんな"論理的"な方法でデータ並べたって誰もみないって。

というかあれだ。開発者の家にこれ1台ずつ置けばよい。残業と無意味な会議で疲れて帰ってきた親父がこんなインタフェース使うと思うか?

とはいえ

組織の合意を得るためのプロセスを経ていくと、こういうものが作られる、というのは痛いほど良くわかる。

しかしなあ

私以外誰も使わないGoromi-Tubeだが、少なくとも私は便利に使い続けている。これなら子供の"プリキュアみせろ"という要望にも、疲れたときの"とにかく何か音楽"という要望にもちゃんと答えられるぞ。よれよれになった親父でも使える、というのは私が立証済みだ、って私しか使ってませんけど。