入力のハードウェアを変えるなら

2009-10-15 07:28

インタラクションの方法を全部見直さなくちゃだめだよ、と言い続けてきた(誰も聞いてません)

なのだが、"とりあえずポインティングデバイス変えてみました"的な研究やら実用化の試みは後を絶たない。

iPhoneを見て、驚いたことはいくつもあるが、彼らがGUIの部品をごっそり取り換えてきたのには本当に驚愕した。指を使ったポインティングを採用するなら、Windows Mobileのような"PCのGUI部品そのままもってきました"ではなく、GUI部品、インタラクション方法も取り換える必要があるのだ。

このビデオはそうした観点からみて評価に値する数少ない例だと思う。

10/GUI from C. Miller on Vimeo.

ビデオ中にもあるが、2次元のウィンドウは実に厄介だ。しかしここ数十年それが変化する兆しは見えない。

"じゃあ3次元だ"

と叫ぶ人間は自分が何を言っているのかわからないのだと思う。("じゃあ音声だ"と叫ぶ人間は、、もう最近はいないか)
このビデオのように逆に一次元に制限する、というのは確かに一つのアイディアだ。

インタラクションの方法は、それを用いるための入出力デバイスによって制約を受ける。言葉を換えれば、入出力の方法を変えるのであれば、インタラクション方法も変えるべきなのだ。