雑感

2009-11-12 07:07

一つのトピックで書けるほど大きなネタがないので、いくつか雑感を。

・ある文章を読んだのがきっかけでWikipediaの太宰治の項を読む。
そこから青空文庫で"人間失格"を読む。うだうだ言っているのが鬱陶しくなり放り投げる。
しかしWikipediaによれば太宰の作品はもっと多様であるとのこと。ある会話で取り上げられているお伽草子を読む。これは面白い。
子供に物語を読み聞かせるところは同じだが(私の場合は防空壕の中ではないが)そこから発展する世界の広さの差異に愕然とする。

少し前のことだが、初めて夏目漱石の夢十夜という作品を読む。ある人が"夏目漱石という人を坊ちゃんをもって語ってはいけない"とか言っていたが確かにそうだと思う。

これが全部無料でできるのだから、よい時代に生まれたものだ。

・最近HT-03Aを使っている。Android携帯である。どうにもごちゃごちゃして、遅くて我慢がならない。iPhoneは発表されてもうすぐ3年になろうとしているが、今だ一人立っている。何度も書いたことだが、あのタッチスクリーンと画面の反応の良さはいったい何なのだ。

・ウィルコムがSmartphoneらしきものを発表した。"弱い者はますます弱く"という感想しか頭に浮かばない。

・Goromi-tubeのアクセスログを見ていると、どうやらマッシュアップアワード5の審査が行われているようである。表彰式は今月末。応募総数はいくつかわからないが、参加登録は500を超えている。審査も大変だと思う。

WISS2009はEarly Registrationの期限が終了する前に参加募集が締め切られた。今回は熱海開催だったので、いけるかもしれない数少ないチャンスだったのだが。。しかし発表なしでWISSにいくのはあまりにむなしい。来年こそは(WISSにだせるかどうかは別として)新ネタを作り上げたいものだ。

・お伽草紙の最初の物語、こぶとり爺さんで"こぶをとってもらった"爺さんは、事の次第を奥さんに話さない。ただ問いかけに対して"そうだな"と答えているだけである。今ならその気持ちがよくわかる。

・その昔、ブログなる日付に区切られた文章がネット上にあふれていなかったころのこと。"雑文"と呼ばれる文章を書く人たちがいた。

そのうちの何人かはサイトの更新を停止し、何人かはブログで細切れの情報を出すようになっているが、今だ昔と同じスタイルで興味深い文章を発表し続けている人もいる。

というわけで、第9回雑文祭である。私は文章を書くのは上手ではない。とくに縛りを消化するのにいつも苦しむ。文の頭の文字をつなげていって別の文章になることと、という凶悪な縛りがかせられたときに作った文章はひどいものだった。
同じ縛りに対して、ある人が発表したみごとな文章を見て"にょほーん"と思ったものである。

とはいえ久しぶりの雑文祭だからなんとかがんばってみようと今は思っている。