歴史に学ぶということ
2009-12-03 08:20
池田氏特有の表現が散見される文章ではあるが、内容については全く同意する。
アゴラ : 鳩山内閣が「東條内閣」になるとき - 池田信夫 から引用ところが政府は、温室効果ガスの25%削減の家計への影響を検討したタスクフォースの試算を「非公表」扱いとしました。それは産経新聞によれば、試算結果が「国民にネガティブなイメージを与えてしまう」からだそうです。
しかり。無茶苦茶である。客観的な分析を放棄し、自分たちに迎合している人間だけを集め"解析"を行わせるなど気が狂っているとしか言いようが無い。数十年前にそれをやった結果について我々はもっと知っているべきだ。
アゴラ : 鳩山内閣が「東條内閣」になるとき - 池田信夫 から引用正しい国家戦略の前提は、正しい現状認識です。太平洋戦争の開戦前夜にも、陸軍省整備局の報告では、日米の戦力や補給力に大きな差があり、2年以上は戦えないとされていたが、東條英機内閣はそれを無視し、企画院に生産力を誇大に見積もった報告を出し直させて御前会議を強行突破しました。このように客観情勢を無視して「大和魂があれば何とかなる」とする日本軍の主観主義が、民主党政権にも受け継がれているようです。
何よりも気がめいるのは、この内閣の支持率が依然として高いことだ。つまるところ
"政治家が何をしたか、何を言ったか"
ではなく
"TVが何を報道したか"
によって日本の世論は左右されるのだ。
ただでさえ景気の悪いメディアは政権に迎合することで生き残りをはかり、"仕分け"でダメージを受けた研究者達も政権に迎合することで生き延びようとする。そうした
"現実から遊離した幸福な関係"
がどのような結果を招くか、誰も気にしないというのだろうか。