ガラケーすごい!とがんばってみたところで

2010-01-22 07:38

まず冒頭から引用

まぁずらずらっと羅列してみたが正直なところ、音楽プレイヤーの部分についてはiPhoneに敵う端末はないと思うが、インターネットマシンとしてみたときに日本のケータイの便利さはまだまだ群を抜いている。これは端末だけがすごいんじゃなく、日本のケータイインフラにコンテンツ側もきちんと対応してきた結果生まれた状況だ。

via: iPhone 3Gはインターネットマシンとして見ても微妙? ガラパゴス・ケータイはやっぱりすごかった - キャズムを超えろ!

少し前の記事で恐縮だが、いまだこういう意見は存在している。それにしては、昨今のiPhoneの普及(関東エリアだけらしいが)には目を見張る。昨日など駅の階段をおりているときふと眼をあげれば視界内で3名iPhoneを使っていた。

どうしてもiPhoneはいやだ?Softbankはご免こうむる、と言っていた方にはとうとう福音が

「スマートフォンユーザーはこれまで、ITリテラシーの高い人が中心だったが、もっと幅を広げたい」――NTTドコモの山田隆持社長は、4月発売予定のAndroid端末「Xperia」(エクスペリア)の狙いをこう述べる。

 Xperiaのキャッチフレーズは「新感覚エンタメマシン」。ネットと連携した動画や音楽関連機能などが特徴。これまでスマートフォンに興味はなかったが、携帯にエンタメ機能を求める20~40代のユーザーを開拓。音声ARPUが低迷する中、パケットARPU向上のキラー端末にしたい考えだ。

via: ドコモ、スマートフォンに本腰 Android端末「Xperia」の狙い (1/2) - ITmedia News

まあこれに関しても

"いや、主力はあくまでもガラケーで、Android端末などドコモにとってはお飾りのようなもの"

とかいう意見もあろう。個人的にXperiaのデモをみて、その志の低さにあれこれ言いたいことはあるのだが、それは今回書きたいことではない。

私はiPhone登場から今まで、そしてこれからもしばらくの間ガラケーの開発に血を流した人たちのことを思うのだ。

iPhoneが出ると地獄

になるのが見え見えなのが日本の携帯電話開発です。
通称マ板の携帯電話開発スレ。久しぶりに見たのですが、
もう16進数で0x10まで逝ってます。

via: clausemitzの日記:iPhoneが出ると地獄 - livedoor Blog(ブログ)

iPhone(最初の)発表直後に書かれたこの記事は正しかった。あれからガラケーはタッチを取り入れ、鍵盤を搭載し、ブックビューアを作りと、"無駄な"努力を強いられた。開発者の意欲を失わせるために作られたのではないかと思うようなひどいプラットフォームの上で。

715 :仕様書無しさん :2007/01/11(木) 14:12:10
で、次のリファレンスモデルがiPhoneになる訳?あんなものつくれるか!!!!

724 :仕様書無しさん :2007/01/12(金) 07:40:16
たぶん、メーカーの阿呆企画が真似したがるが(一時期、OSXのアイコンをパクるのがはやった)。 ULCAやカーネーギメロン、スタンフォード、MIT出身等超一流のPGが年月かけてつくったものだ。 あのMSですら追いついていないのに、日本の携帯開発しか仕事を選べない低能PGが作ろうとしても おおやけどするだけだな。

via: clausemitzの日記:iPhoneが出ると地獄 - livedoor Blog(ブログ)



そして結局舶来のAndroidに全て持って行かれた

ソフトの貧弱さは世界のサムソンも似たような状況らしい。しかし彼らには少なくともハードウェアの有意性がある。

日本の携帯メーカーはこれからどこへいくんだろうね?