みんなで知恵を出し合おう

2010-03-10 08:13

というわけでいきなり引用

確かに「ユーザー・エクスペリエンス(おもてなし)」とか「ライフスタイルへのインパクト」重視のもの作りは、定量化ができなし、大失敗の可能性もあるので、「出る杭は打たれる」型の日本の会社では難しいのかも知れないが、そろそろ意識を切り替えないと手遅れになる。「ユーザーにどんな体験をしてほしいか」をまず第一に考え、カタログスペックにこだわらずに魂のこもった商品作りをする。

via: Life is beautiful: 私からの提案:おかえりなさいテレビ

中島氏の提案に対して、コメント欄でいくつか意見が寄せられている。
たとえばこんなものがある。

疲れて帰った時にTV見たいとは思いませんし、TVが勝手な基準で録画したのを見させられるくらいなら、全チャンネル丸撮りしたのをタイトルサーチした方がいいです。
番組を見る主導権は私にありますから。

via: Life is beautiful: 私からの提案:おかえりなさいテレビ

しかりこれも正しい意見だ。私が中島氏の提案にたいしてどのような意見を持ち、どのような提案をするかは近日中にここで述べるが、本日言いたいことはそのことではない。

こうした"魂のこもった製品"は合議制では生まれない、ということなのだ。いくつもの"正しい意見"の最小公倍数だか最大公約数をとっていった結果が日本の家電業界ではないのか。つまるところは

"結局おもしろくない製品"

のオンパレードである。

今までと違っているということは失敗の可能性も高い、ということである。しかしそれを"社内の合意をとるためにまとめる"のではなく、反社会的ではない最小限のエッジを丸めた形でそのまま世の中に出す。

Googleのサービスもいつも議論のネタになるが、結局検索もGoogle mapもGmailも大変普及している。AppleのiPhoneが出た時に

"頭のいい人たち"

がどのような批判をしていたかはこのブログでも何度も取り上げた。しかし結果はどうだろうか?

となるとたとえば

"日本でもハード込みで新しいサービスを手掛けるベンチャーがガンガンでてきてほしい"

ということになるのかもしれないが、CEREVoのあり様を見ていると、、、と考えてはいかんのだな。