なぜ私がやせないか

2010-06-07 07:47

自慢じゃないが、私はRecording Dietの権威である。期間だけなら多分誰にも負けない。もう10年以上も体重を記録し続け、そして公開している。

もっと正確にいえば"Recording Diet失敗者"としての権威である。体重は12年半前から4kg増えているのだ。

先日NHKの"ためしてガッテン"で糸井重里氏が測るだけダイエットの成功例を語っていた。まだ最初の部分しか見ていないのだが、なぜ私がダイエットに失敗しているか、いや、それよりももっと根本的な問題をいくつも見せられたような気になった。

・ダイエットを始めるにあたり、よい体重計を注文し、そこから始めた

何かを始めるときには、よい道具を手に入れなさい、とはワインバーグの文章入門にも書いてあったことだ。それだけの金を費やす意味もないと思っているなら失敗は最初から決まっている、と。

そうだよなあ。もうちょっとよい体重計買おう。そうしよう。

次はもっと衝撃的なお言葉。

・自分の体重を量りその変化について"どうしてだろう"と考えると楽しくてしょうがない


私はただ体重を記録しているだけだ。最近のように体重が不気味な増加を見せるとがくっとなるがそれだけ。

それではいけない。自分の体重の増減がどうしてか、と興味を持たなくてはならんのだ。いや、これはきっと体重だけに限った話ではない。

これはどうしてだろう。自分の体重であってもそんな疑問を持ち、調べ、実験するところから日々をもう少し楽しくできるのではなかろうか。

こうやって文字にしてみるとあまりにも当たり前のこと。しかし何かとどん詰まり感のある身にはこの言葉がこたえる。

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日本のジンバブエ化はどうも避けられないようだ。などと嘆いているより、まずは自分の体重について考えよう。これについては責任があるのは私だけで結果は容赦なく表れるものだから。